『悪い夏』北村匠海の演技の振り幅がすごい! “ワル顔”から“いいヤツ”まで表情のギャップに注目

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2025年03月19日 13:41  クランクイン!

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クランクイン!

北村匠海 映画『悪い夏』場面写真  (C)2025映画「悪い夏」製作委員会
 「クズとワルしか出てこない」と話題の傑作小説を映画化した『悪い夏』が20日に公開される。本作の主人公・佐々木守を演じるのは、映画・ドラマの大ヒットが続く北村匠海。真面目に生きるも、気弱な性格ゆえに犯罪に巻き込まれていく男の姿を渾身の力で体現する。そんな“闇堕ち公務員”佐々木の新場面写真がクランクイン!独占で公開。北村の演技の振り幅が伝わってくる場面写真となっている。

【写真】ギャップがすごい! 子どもとシャボン玉で遊ぶ“いいヤツ”を演じる北村匠海

 本作は、磯村勇斗、山田裕貴ら実力派の人気俳優たちを主演に迎え、数多くの傑作を作り上げてきた鬼才・城定秀夫がメガホンを取り、『ある男』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した俊英・向井康介が脚本を担当した衝撃のサスペンス・エンターテインメント。

 市役所の生活福祉課に務める佐々木(北村)は「職場の先輩・高野(毎熊克哉)が生活保護受給者の女性に肉体関係を強要しているらしい」と同僚の宮田(伊藤万理華)から相談を受け、真相究明の手伝いを頼まれる。真面目で気弱な佐々木は、正義感に燃える宮田の頼みを面倒くさいと思いながらも断ることができず、その女性、育児放棄寸前のシングルマザー愛美(河合優実)のもとを訪ねる。愛美は高野との関係を否定するが、実は裏社会の住人・
金本(窪田正孝)、その愛人の莉華(箭内夢菜)、手下の山田(竹原ピストル)と共に、ある犯罪計画の片棒を担ごうとしていた。そうとは知らず、徐々に愛美へと惹かれてゆく佐々木。ふとしたきっかけで万引きを繰り返すようになってしまった生活困窮者・佳澄(木南晴夏)らを巻き込み、佐々木にとって悪夢のようなひと夏が始まろうとしていた…というストーリーだ。

 今回公開された4枚の場面写真は、真面目で気弱な性格ゆえ、犯罪に巻き込まれてしまった佐々木が、やがて勤務態度や言動がやさぐれ感丸出し状態になっていく様子が垣間見える内容に。

 市民からの相談に乗る担当のはずなのに、だるそうに椅子に座ったり、上から目線で相談者にダメ出しを浴びせているような佐々木の姿は、いよいよ窮地が迫っているであろうフラグが見え隠れするようで、ゾクッとさせる。

 そんな佐々木の表情が一転するのは、次第に親密な関係となるように手引きする愛美(河合)の娘・美空と一緒に過ごす時間だ。あのやさぐれた空気はどこへ? と思うほどのギャップを見せている。シャボン玉を一所懸命ふくらませたり、お絵かきに夢中の美空を見守っている佐々木からあふれ出る優しさが感じられ、どうかこの時間が続いてほしい、と祈る気持ちにもなってくる。

 全く真逆の“顔”を見せる、北村の演技のふり幅のすごさは写真からもすでに伝わってくるが、本編でも、たくさんの引き出しから繰り出される、北村の演技を堪能したい。

 映画『悪い夏』は、3月20日より全国公開。

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