陸上女子100メートル障害(ハードル)の田中佑美(26=富士通)が、60メートル障害で出場する世界室内選手権(21〜23日、中国・南京)を世界への腕試しの場と位置付けた。
19日、成田空港から同大会への出国前に取材対応。「今シーズンは大きな目標とする東京世界陸上がある。その前に世界で戦う経験を積むことが今大会の目標」と語った。
田中は身長172センチの長身ハードラー。23年世界選手権に初出場し、昨夏は初出場となったパリ五輪で準決勝進出を遂げた。今季も2月の室内女子60メートル障害で日本新記録の8秒00をマークするなど飛躍を続けており、「日本記録という形でわかりやすく結果が出たのは安心している」と振り返った。
世界室内選手権は世界陸連(WA)の世界ランキング規則において、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)と同等のカテゴリーに該当。世界選手権東京大会(9月)の出場権獲得にあたって、重要な競技会に位置づけられている。「トップの選手がある程度、照準をあわせてくる大会。いいパフォーマンスが近くで見られることは、シーズンに生かせるんじゃないか」と腕をぶしていた。
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