「アンリアレイジ」が万博NTTパビリオンのスタッフ制服をデザイン、“風をまとう服”をコンセプトに空調服を内蔵

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2025年03月19日 17:21  Fashionsnap.com

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 「アンリアレイジ(ANREALAGE)」が、大阪・関西万博のNTTパビリオン(日本電信電話)のスタッフユニフォームを製作した。

 アンリアレイジは、NTTパビリオンのコンセプト「PARALLEL TRAVEL」に共鳴し、“未来のコミュニケーション”を服で表現。機能性と環境への配慮を両立した、アウター、ポロシャツ、バッグ、バケットハット、ロゴバッジの5点を製作した。
 アウターは、「風をまとう服」をコンセプトに「空調服®️」の電動ファンを内蔵。身体と服の間に風を送り込み、風が抜けると布にはドレープが生まれ、着る人の体型に沿って変化するという。ポロシャツは、シルエットやディテールのプロポーションを再解釈し、性別や体型を問わず着用できる形を追求した。そのほか、バケットハットおよびバッグには、日本国内で回収された廃漁網を100%再利用して作られた、ケミカルリサイクル糸「MURON」を採用。ロゴバッジには、フォトクロミック生地を使用し、屋内と屋外で色が変化する仕掛けを施した。
 各アイテムの生地には、通気性・吸水速乾性に優れた「AZEK」を採用。製作工程では水の使用量を限りなく削減したサステナブルなプリント技術「FOREARTH」を使い、縫製は日本国内で行った。

 アンリアレイジ デザイナーの森永邦彦は同ユニフォームについて「分断や格差を超え、点と点がつながり、感覚を共有することで人間の可能性を拡張する服です。物質ではなく、風のような非物質的な感覚をまとう。服を通じて時空を旅し、遠くの存在とつながる体験を創出しました」とコメントしている。

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