
【動画】役に憑依したリリー=ローズ・デップ、衝撃の怪演 『ノスフェラトゥ』日本版予告
本作は、『ウィッチ』『ライトハウス』『ノースマン 導かれし復讐者』のロバート・エガース監督が、幼少期に夢中になった1922年に作られたF・W・ムルナウ監督のサイレント映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』に独自の視点を入れ創り上げた渾身の新作映画。
エガース監督は、撮影に必要な演出のためにキャンドルの明かりが求められる場面では適したカメラレンズを使用し、スタジオには当時の建物を研究して約60ものセットを組み、本物のネズミ約2000匹を使って撮影を行うなど、“本物”にこだわった。その映像は世界各国で高い評価を受け、第97回アカデミー賞(R)では撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4部門にノミネート。エガース監督の本作にかける執念にも近い情熱が、リアルな質感となってスクリーンを通じて観る者にじわじわと恐怖と共に迫ってくる。
物語は、不動産業者のトーマス・ハッターが、仕事のため自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵へ会いに行くところから始まる。トーマスの不在中、彼の新妻エレンは夫の友人宅で過ごすが、ある時から夜になると夢の中に現れる得体のしれない<彼>の幻覚と恐怖感に悩まされるようになる。時を同じくして、夫のトーマス、そしてエレンが滞在する街に様々な災いが起こり始める。
夜な夜な夢の中で、正体の分からない<彼>に怯える主人公エレンを演じるのは、本格的なホラー映画への出演は初となる、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘リリー=ローズ・デップ。オルロック伯爵は、「IT/イット」シリーズのペニーワイズ役で世界中を恐怖に陥れたビル・スカルスガルド。そして、エレンを治療するアルビン・エーバーハルト・フォン・フランツ教授を演じるのは、今作でロバート・エガース監督とは3度目のタッグとなるウィレム・デフォー。さらに、エレンの夫トーマスをニコラス・ホルト、トーマスの友人フリードリヒをアーロン・テイラー=ジョンソンが演じる。
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映像の最後で、“彼”と対峙したエレンの「準備はできてるわ」という一言は、一体何を意味するのか。度々映し出される指先や後ろ姿など“彼”のにじり寄ってくる様子が恐怖を誘うが、未だその全貌は謎のまま。オーディションでエガース監督が思わず涙したというほど役に憑依したリリーの怪演と、恐ろしくも美しいゴシックの世界に魅了される映像となっている。
ポスターは、「彼が来る―」というコピーと共に、月明かりの下でカーテン越しにエレンが“彼”に引き寄せられる姿が描かれたもの。正体の見えない恐怖が迫ってくる1枚に仕上がった。
さらに、3月21日からムビチケオンラインの販売も開始。購入特典として、暗闇の中に佇むオルロック伯爵の姿を捉えたスペシャルな待ち受け画像をダウンロードできる。
映画『ノスフェラトゥ』は、5月16日より公開。
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