フォーデンが所属するマンCは今季不安定な戦いが続いている [写真]=Getty Images マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFフィル・フォーデンが、今シーズンの戦いについて言及した。18日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。
前人未到のプレミアリーグ4連覇を成し遂げ、2022−23シーズンにはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含む“トレブル”(主要タイトル3冠)を達成するなど、近年の欧州サッカーを席巻してきたマンチェスター・シティ。しかし、ジョゼップ・グアルディオラ体制9年目の今シーズンはらしくない戦いが続いている。
10月末のカラバオカップ・ラウンド16でトッテナムに敗れると、そこから5連敗を含む公式戦7試合未勝利に。一時は立て直したかに思われたがその後も不安定な戦いは続き、シーズン途中の現時点で公式戦15敗を記録しており、グアルディオラ監督の指導者キャリアにおけるワースト記録を更新。プレミアリーグでは首位リヴァプールとの勝ち点差が「22」まで開き、CLではプレーオフでレアル・マドリードに敗れてラウンド16進出すら叶わなかった。
かつてないほど苦しいシーズンを過ごしているマンチェスター・シティだが、主力選手はこの現状をどのように見ているのか。ここまで公式戦38試合に出場し10ゴール6アシストをマークしているフォーデンは「もしまた何かを勝ち取ることになったら、もっと楽しむつもりだ。今シーズンの結果は物事がいかに早く変わるかということを示しているからね」と前置きしつつ、次のように言葉を続けている。
「これまで成し遂げてきたことは普通ではない。当時のサッカーのレベルと僕たちが成し遂げてきたことがどれだけ難しいかを示していると思う。誰もがこういったシーズンを経験するし、どうやって立ち直るかが重要なんだ。常にトップにいることはできないし、浮き沈みはある。だからこそ、今後もっと勝てたら間違いなく楽しむつもりだよ」
また、今シーズンの具体的な目標についても言及。「FAカップで優勝し、リーグをトップ4で終えることができれば個人的にはこの不本意なシーズンを救うことになると思う。来シーズンのCLに出場することが主な目標の一つだ。試合に勝てるかどうかは自分たちの手にかかっているので、自分たちにできることを信じなければならない」と明言した。