
宮内庁は、天皇皇后両陛下が太平洋戦争の激戦地・硫黄島を4月7日に慰霊のために訪問されると発表しました。
両陛下の硫黄島訪問は、7日に自衛隊機を利用して日帰りで行い、戦没者をまつる「天山慰霊碑」「鎮魂の丘」などでの供花や献水が予定されています。
その後、両陛下は、海上自衛隊の基地で元島民の家族や子孫らと懇談されるということです。
1945年、太平洋戦争末期の硫黄島では、上陸したアメリカ軍に対し、補給を絶たれた日本軍が戦闘を繰り広げた末、ほぼ全滅していて、日米両軍あわせて3万人近くが戦死しています。
硫黄島には、1994年に上皇ご夫妻が慰霊のために訪問されています。
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戦後80年となる今年は、両陛下による広島や沖縄などへの訪問も検討されていて、戦争の記憶を次世代に繋ぐため、両陛下は平和への思いを改めて示される見通しです。