
京都を拠点にブルーベリーを通じて“ひとみの健康”をサポートする株式会社わかさ生活と、横須賀を拠点にするクラフトビールブルワリー・GRANDLINE BREWING(株式会社ステイハングリー運営)が、ブルーベリーを原料に用いたブルブルベリーサワービール『ブルブル』(※日本の税法上の分類は発泡酒)を共同開発。
そのお披露目イベントが2025年3月29日、わかさ生活の運営するブルーベリー専門店『WAKASA&Co.京都四条店』2階ラウンジにて開催。開発担当者らによる商品誕生秘話の紹介、参加者に向けた試飲会も行われました。
味にも見た目にもこだわった自信作
開発担当者によると、『ブルブル』はわかさ生活の主力商品であるサプリメント・ブルーベリーアイの主原料でもある北欧産野生種ビルベリーの果汁が使用され、「味にも見た目にもこだわった」1本に仕上がっているとのことです。
開発時には、鮮やかな色を出すことや開けた瞬間に香りが立つことなどを課題に、ビルベリーを醸造タンクに入れるタイミングを検討するなど、試行錯誤を重ねたとのこと。その結果、ファーストバッチ(初醸造)で味が完成したそうで、GRANDLINE BREWING醸造責任者の技術力の確かさが物語られます。
|
|
「年代を問わず、さまざまな方に(本ビールを)楽しんでいただきたいです」(わかさ生活・商品担当者)
また、本商品は本年2月開催の「Japan Brewers Cup」(冬季における日本最大規模のクラフトビールイベント)の品評会のフルーツビール部門で5位入賞を果たしたほか、「Japan Great Beer Awards」(国内で醸造されるビールを対象とした国内最大級の審査会)にてメダルも獲得しました。
実際に飲んでみました
実際の商品と、開発担当者らの商品誕生秘話のお披露目の後、試飲会が行われ、『ブルブル』の樽生と瓶がそれぞれ振る舞われました。
まず、カップに注がれるビールの色合い。ブルーベリー由来の鮮やかな赤紫色をたたえた液体が、視覚的に魅了してくれます。
次に実際に飲んでみます。筆者は樽生、瓶ともに試飲させていただきましたが、どちらも甘さは控えめながら、ブルーベリー由来のしっかりとした酸味が活かされ、フレッシュで飲みやすい印象を受けました。
|
|
樽生はしっかりと冷やされていて口当たりがよく、みずみずしい味わいが楽しめます。一方で、瓶の方は少しどっしりとしていて、より落ち着いて味わいたい時に適している印象がありました。
果実感が強くありつつもビールらしい味わいもあり、ビール好きな方も普段ビールをあまり飲まれない方も楽しめる一杯となっています。
(※本項の内容は筆者の感想です)
◇ ◇
『ブルブル』は、本イベント会場ともなった「WAKASA & Co. 京都四条店」2階ラウンジのほか、GRANDLINE BREWINGブルワリー(神奈川県横須賀市)、その他ビアバー・酒販店等で販売されるとのことです(具体的な取り扱い店舗についてはGRANDLINE BREWINGの商品紹介ページをご覧ください)。
|
|
ブルーベリーの魅力を…体験型店舗『WAKASA & Co. 京都四条店』
今回のイベント会場となった『WAKASA&Co.京都四条店』は、「ブルーベリー本来の魅力を発信する」をコンセプトに、2025年3月20日にオープンした体験型店舗です。
“ブルーベリーアイ”の販売をはじめ、ブルーベリーを軸に人々の瞳の健康に貢献する活動を行ってきた同社。そのなかで、ある疑問を抱くようになったといいます。
「イチゴやリンゴの品種は知っている人が多いのに、何故ブルーベリーの品種を言える人は少ないのだろうか…」
同社の広報担当者によると、ブルーベリーには約150もの品種があるそうです。ブルーベリーアイには、北欧産で目の健康成分“アントシアニン”を多く含むビルベリーという品種が主に使用されていますが、他にも日本産のものも含め多くのブルーベリーの種類が存在し、それぞれに味や大きさなどの特徴に違いがあるとのこと。
そこで、わかさ生活では、より身近な存在としてお客さまに商品や情報を届けたい、という思いのもと、「WAKASA&Co.(ワカサアンドコー)」というブランドを立ち上げました。そして、その本店である『WAKASA&Co.京都四条店』では、さまざまな観点からブルーベリーの魅力を伝える活動を行っています。
ブルーベリーを使ったスイーツ、アフタヌーンティー、そしてカクテル
同店では、わかさ生活本社のあるビルの1階から5階のスペースを使い、“ブルーベリー”と“メノコト”ついて体験ができるさまざまなサービスや展示を行っています。
1階にはブルーベリーメニューを提供する飲食店『BLUEBERRY CAFE』を設置。
ちなみに、同社の広報担当者のおすすめは“ブルブルくんのランチセット”。もっちりしたベーグルに、生ハムと濃厚なクリームチーズ、ブルーベリージャムを挟んだベーグルサンドで、「甘酸っぱいブルーベリージャムと生ハムの塩気が、絶妙にマッチしてクセになる味」だそうです。
その他、堂島ロールとコラボした“堂島ブルーベリーロールプレート”、紅茶メーカー・ムレスナティーハウスのオリジナルブレンドである“ブルーベリーティー”も人気とのこと。
また、同社の公式キャラクターである“ブルブルくん”や“アイアイちゃん”のグッズが揃ったショップ『Buruburu Aiai STORE』も併設されています。
2階のラウンジは、昼はアフタヌーンティー、夜はバーとして営業。
同店で取り扱われているクラフトジン“Berry&Berry”は、森の京都蒸留所と共同開発したオリジナル商品。
ブルーベリーや、その他瞳に良いとされる数種類の和漢がボタニカルに使用され、味わい深い一本に。また店内では、さらにそこにブルーベリーを漬け込み、色や味わいを追加したインフュージョン・ジンも提供。それらジンを使用して作るジントニックやマティーニが人気です。
ブルーベリーの魅力が体感できる設備・瞳にご利益がある神社も
さらに3階には、まるで北欧にいるかのような体験ができる「ブルーベリーの森」が。
VRゴーグルによるバーチャル映像を用いたブルーベリー摘み体験、プロジェクションマッピングで北欧の大自然の映像を観ることができるブースなど、体感をもって北欧やブルーベリーのことを学べる環境が揃っています。
さらに5階には、目の健康を祈願する目の総本山「メノコト神社」を創建。地元京都に縁のある神社の御札が納められているとのことです。
また、同フロアには、わかさ生活の初代本社オフィスを再現したスペースや、ブルーベリーアイの初代パッケージの展示、創業者・⻆谷建耀知氏の略歴紹介などもあり、同社のこれまでの歩みについて知ることもできます。
イベントも随時開催・今後も色々な計画を
また、2階の「わかさの舞台」では、音楽や親子イベント、寄席などさまざまな世代をターゲットにした催しを随時開催中。
「現在は週末のイベント企画が中心ですが、『わかさの舞台では毎日魅力的なイベントが開催されている!』と言ってもらえるように平日開催や時間帯を変えての開催も行っていきたいと思います」(広報担当者)
また、舞台は個人でのレンタルも可能で、外部の方からの企画イベント等も実施する方針だそうです。
取材時(2025年3月29日)は、4階には展示等の設置はありませんでしたが、担当者は「内容や時期等は未定ですが、今後4階にもお客様に楽しんでいただけるスペースを計画しております」と話します。
【『WAKASA&Co. 京都四条店』店舗情報】
営業時間:7:00〜21:00(不定休)
場所:京都市下京区四条烏丸長刀鉾町22三光ビル
アクセス:阪急「烏丸駅」、地下鉄「四条駅」
20番出口より徒歩約3分
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))