自動料金収受システム(ETC)の障害について、記者会見で謝罪する中日本高速道路(NEXCO中日本)の縄田正社長(右)=9日午後、名古屋市 中日本高速道路(NEXCO中日本)の縄田正社長は9日の定例記者会見で、東名高速道路などで発生した自動料金収受システム(ETC)の障害について、「多大なるご迷惑をおかけし、深くおわびする」と謝罪した。その上で「速やかに正常な状態に復旧できるよう努める」と述べた。
縄田氏は広域障害に対するマニュアルが整備されていなかったと説明。原因究明と再発防止に加え、マニュアル作成に「関係機関と連携しながら早急に取り組む」との考えを示した。
障害は6日午前0時半ごろ発生。東名高速や中央自動車道など17路線の計106カ所でETCが利用できなくなった。同社はETC専用レーンを開放し、通過した利用者に後日精算するよう呼び掛けており、8日夜時点で延べ約2万4000人から料金支払いの申し出を受けたと明らかにした。