
【写真】緊張感が伝わる『新幹線大爆破』新場面写真ギャラリー
本作は、原作となる同名タイトルの大ファンである樋口真嗣監督が、“リブート”という形で現代社会への再構築として大幅アレンジ。主人公である、はやぶさ60号車内で爆破を回避すべく奮闘する車掌・高市を演じるのは、『日本沈没』でも樋口監督とタッグを組んだ草なぎ剛。そして、JR東日本の特別協力により実際の新幹線車両や施設を使用した撮影が実現。リアルな映像と最新のVFX、特撮を融合させた大迫力の映像でおくるサスペンスエンターテインメントが誕生した。
今回は新スチールと共に、3つのキーワードから作品の魅力を紐解いていく。
一つ目に挙げられるのは、ポスタービジュアルにも映し出される豪華キャスト陣。新幹線に乗りこむ個性的なキャラクターを、豪華キャスト陣が圧巻の演技力で演じ上げる。樋口監督の起用理由から、紹介していく。
主人公となる車掌・高市を演じるのは、樋口監督との本格的なタッグは『日本沈没』以来となる草なぎ剛。常に草なぎの活躍に注目をしていた樋口だったが、ここ数年の目覚ましい評価の高まりをみている中で「ぜひまた一緒に新作! をとの思いがメラメラと芽生え」、再タッグに至ったのだという。
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爆弾の恐怖におびえる乗客たちも個性派ぞろい。起業家YouTuber・等々力には、「トリックスターでありながらもどこかつかみどころのない」様子を上手く出せるのではと要潤を起用。衆議院議員・加賀美を演じる尾野真千子には、「いい意味でのびのびと暴れてほしい」とお願いしたのだという。
そして、事件に巻き込まれた新幹線を、指令所のリーターという立場から救出しようとする笠置を演じるのは斎藤工。「優秀で若くして重責を担う立場に置かれた笠置の、責任感と同時に若さゆえの危うさを兼ね備えた」という難しい役どころを、監督が全幅の信頼を置く斎藤が演じきる。豪華キャスト陣が演じる個性的なキャラクターが、作品にオリジナリティを持たせる。
また、本作に説得力を持たせた最大の要因ともいえるのが、JR東日本特別協力だ。本プロジェクトの「エンタメで東日本を盛り上げたい」という熱い気持ちに共鳴し、75年の原作では成しえなかった、協力が得らることとなった。これにより、実際の駅舎での撮影や、運行しているはやぶさを貸切っての撮影など、異例ずくしともいえるロケーションが可能になり、作品のリアリティは最大限に引き上げられた。
そして本作は、1975年に劇場公開された『新幹線大爆破』を原作に、ストーリーを再構築するという“リブート”という形で現代によみがえった。
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Netflix映画『新幹線大爆破』は、Netflixにて4月23日より独占配信。