北村有起哉主演、内田英治監督の新作映画『逆火』疑惑のヒロイン役に円井わんを抜てき

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2025年04月16日 08:00  ORICON NEWS

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映画『逆火』(7月11日より全国順次公開) (C)2025「逆火」製作委員会
 俳優・北村有起哉主演、内田英治監督による完全オリジナル脚本の映画『逆火』(7月11日より全国順次公開)の予告編と本ポスターが解禁となった。

【動画】映画『逆火』60秒予告

 本作は、現代社会の抱える問題や矛盾を映画制作現場という舞台を通して、人間の表と裏を炙り出していくヒューマンサスペンス。内田監督の原案を、監督と『サイレントラブ』(2024年)のまなべゆきこが共同で脚本を仕上げた。

 家族のことを顧みず、いつかは映画監督になることを夢見ながら撮影現場で働く助監督の野島が、次の仕事となるある少女の自伝小説の映画化の現場を切り盛りするところから、物語が動き出す。主人公の助監督・野島役を北村、そして、自伝小説で成功した疑惑のヒロインを円井わんが務める。

 円井は、2025年度後期の連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK)のヒロインの幼なじみ役として出演が決定しており、今後の活躍に注目が集まること必至の若手俳優。さらに、理想論を振りかざす映画監督役にかもめんたるの岩崎う大、揉め事を回避したいプロデューサー役に片岡礼子、野島の妻役に大山真絵子、野島の娘役に中心愛らがキャスティングされている。

 貧しい家庭で育ち亡き父の介護をするなど苦労して成功した少女ARISA。ところが、周囲の話しを聞くうちに、小説に書かれている美談とは程遠い“ある疑惑”が浮き彫りになっていく。この女は、悲劇のヒロインなのか、それとも犯罪者なのかー?映画化の根底を揺るがしかねない事態に陥ってもなお、名声を気にして理想論を振りかざすエゴイストの監督、現場任せで大ごとにしたくない会社員プロデューサー、ギャラのために続けたいスタッフとさまざまな思惑で撮影を中断したくない面々が、真実を追求する野島に圧力をかけてくる。

 さらに、野島の口を封じるかのようにプロデューサーは、この現場を乗り切れば監督デビューができるかもしれないとささやくのだった。そして、真実が置いてきぼりにされたまま撮影は進められていく。やがて疑惑の火は、家族をも巻き込み野島の日常は崩れ始める…。

 そもそも映画とは芸術かビジネスなのか?貧困をテーマにした作品など社会派と言われる映画はたくさんある。数多くのそういった映画が大きな映画祭で絶賛される。その映画を作っている人たちは本当に貧困問題に寄り添っているのだろうか?映画制作現場を通して、きれいごとを語りながらも成功するために魂を売り、真実に向き合うことをやめてしまった大人たちに道徳観を問いただす、踏み絵的なヒューマンサスペンスが今夏、世に放たれる。

■ARISA 役:円井わんのコメント

逆火でARISA を演じさせていただきました。
内田英治監督の作品が俳優デビューの私としては、今回このような大役をいただけたことをとてもうれしく思います。
現代においてのさまざまな闇をテーマに展開される社会派ヒューマンサスペンスです。何を大事にすべきか、何を天秤にかけるべきか、何を正義とするのか。北村有起哉さん演じる主人公の野島に降りかかる問題に観客の皆様も翻弄(ほんろう)される作品となっていることと思います。私自身、脚本を拝見した段階で多くの事を調べ多くの事を疑いました。
今を生きる皆様に本当に観ていただきたい作品になっております。『逆火』がたくさんの方の目に留まりますように。ぜひ劇場でお待ちしております。

■監督:内田英治のコメント

『逆火』は個性的な俳優たちがのびのびと演技し、映画界の裏側をリアルに表現をすることができた。理想がおかしな方向に向いてしまう映画監督を、お笑いの世界で活躍する岩崎う大さんが静かながらに不気味な雰囲気を作ってくれている。そして主人公の妻を演じた大山真絵子さんは、現代社会を鋭く反映させた母親像を熱演した。さらには近年めきめきと評価を高めている円井わんさん。私の映画『獣道』で最初に彼女を見たとき、個性の塊だと思った記憶がある。その個性で、『逆火』にも不思議な世界観を作ってくれており、サスペンス感を強めることが出来た。自由であることがウリのインディーズスタイル。俳優たちの個性のぶつかり合いをぜひ見ていただきたい。


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