
フジテレビは3月19日、同社が運営する動画配信サービスFODにて、3月20日正午より全話一挙配信したドラマ『HEART ATTACK』の完成披露試写会を、TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2で開催しました。

■寛一郎、三浦透子ほか監督・原作者・キャストが登壇!冨岡 愛が主題歌を披露!
ドラマ『HEART ATTACK』は、近未来の日本を舞台に超常的な能力を持ち世間から迫害されているヴァリアントが抑圧や権力と闘い、運命的な愛情をスリリングな展開と刺激的な映像演出で描いた作品。
ヴァリアントの人々は、“奈落”という集落に隔離され、VCU(ヴァリアント犯罪課)という組織に常に監視されています。
主人公・ウミン(21歳)は、ヴァリアントでありながら、VCUのスパイとして活動。もう1人の主人公エマ(23歳)は、インフルエンサーユニット“L”のメンバーとして、日々MAKUMAという動画配信プラットフォームでヴァリアントの自由と権利を求め動画を配信しています。微々たる特殊能力しかなかった2人が偶然出会い、手が触れると…。
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フジテレビは、2023年9月に、スカイバウンドとパートナーシップを構築し、その第1弾として、スカイバウンドオリジナルのグラフィックノベルシリーズ『HEART ATTACK』を共同制作でドラマ化することを発表しました。
スカイバウンドは、ドラマが120ヶ国以上で視聴されるなど世界的に画期的で魅力的なコンテンツを生み出し、コミック、ゲーム、テレビ、映画、デジタルメディアなどあらゆる分野のコンテンツを多角的に制作しているマルチプラットフォームエンターテインメント企業です。
同ドラマは、フジテレビが制作を主導し、スカイバウンドが全世界に配給します。
原作となる『Heart Attack』は、『インジャスティス2』や『モータルコンバット』などのゲームで知られるスカイバウンドのクリエイター、ショーン・キッテルセンと、『ハウス・オブ・エル』の画家として高い評価を得るイラストレーター、エリック・ザヴァツキが共同執筆した作品で、世界的に大ヒットしています。
完成披露試写会では、寛一郎、三浦透子、SAKURA、めがね、阿部久令亜、丸山健志(監督)、Shawn Kittelsen(原作)、冨岡愛(主題歌)の各氏が登壇し、生田竜聖氏(フジテレビアナウンサー)の司会進行のもと開催されました。
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こちらの完成披露試写会の模様は、後日FODで無料配信の予定です。
■同作の見どころについて
寛一郎「キャスト皆がバリエーションを持っている。どんなバリエーションを持っているのか?なぜ彼らにバリエーションが備わったのか、楽しみにしていてください」
三浦「細かいところまでこだわりがつまっていて、私たちヴァリアントが住んでいる世界観を表現するための工夫、どこを工夫するのかというポイント。例えば食事、クラブで踊っている人たちの振り付け、ダンスとか我々がいま生きている世界で流行っているものとはちょっとちがった奈落という世界での流行りを作り出しています」
■どうやってあの不思議な世界観を思いついたのか?
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丸山監督「アメリカ原作のコミックスなので、舞台はアメリカの設定でした。それを日本を舞台にドラマ化するのはある意味色んなところにチャレンジしがいがありました。長くに隔離されている状況の中で食事一つとっても多分普通の食事ではない。そういったことを積み重ねていろいろチャレンジし実験的な要素で、こうやったら面白いんじゃないかっていうところを散りばめた感じです」
■三浦透子演じるエマと、「L」のメンバーに撮影期間中の思い出
寛一郎「きらびやかなメガネをかけためがねちゃんがずっとしゃべっているんです。夜遅くに撮影を終えてバスに乗ってみんなで帰るんですけど、本当にずっとしゃべってる笑」
めがね「喋りに始まり喋りに終わる現場でした。でも理由がちゃんとあるんです。映像はすごく美しい世界観ですけど話の内容は、差別され、阻害され、そして国から追放され、その中でも人権を失いながらも生きていっている姿の人たちについて書かれていて、本をいただいた時にちょっとこれは一人では背負い切れないなと思いまして。Lっていう革命軍のメンバーでもあるので、とりあえずこのLだけでも心を通じ合わせたいと思い、たくさん話させていただきました」
三浦「本当にそれがありがたくて、初対面の時からすっごい話しかけてくれて。やっぱりそれがきっかけで、みんな仲良くなれた気がする。この現場のいい空気感を生み出したのはめがねさんのトーク。無駄話ばっかりしているわけではなくてめがねさんはとても芝居に熱いところがあって、演技にすごく悩んでる姿も私は見ていて。そういうのも含めていろんな会話ができた現場だったなと思います」
■阿部久令亜から寛一郎へ「どうしたらそんなに背が高くなれますか?」に答えて
寛一郎「1年で10センチも伸びたんだね。たくさん寝てる? 僕はもうとにかく寝てましたね。もちろん遺伝的なものもあると思うんですけど、僕はとにかく寝てました笑」
■様々な能力を持ったヴァリアントが出てくる同作にちなんで、「個人的に欲しい能力」について
寛一郎:1分で本の内容が入ってくる 「これは本だけでもなく1日の時間をもう少し長くして欲しいっていうことで、わかりやすく映画見るのも何にでもそうですけど。買って満足して読んでいない本とかが結構たまっていて。それを読みたいんです。読めよって話なんですけど時間がかかりますからね。ちょっと日常を楽にする能力だと思って、書きました」
三浦:記憶を消す、何も考えなくても目的地まで辿り着ける 「嫌なことも忘れたいみたいな発想ではなくて。1回読んだ本がすごく面白かった、 っていうやつを読んでなかった時に戻してもう1回読みたい。映画とか本とか、結末を知ってしまう前にもう一度戻りたいなっていうことってあるなと思って書きました。もう一つは本当にただの方向音痴を直したいって話なんです。本当に日々それにものすごくエネルギーを使ってるなって感じるので。あまりそこにエネルギーを割かずに目的地に取り付けるようになりたいな、という思いで書きました」
SAKURA:物を動かす 「私はシンプルに結構めんどくさがりなので寝る時とかに、化粧落とさずに疲れて布団とかに寝ちゃった時に、化粧落とし 今ここに欲しいな、とか電気消すとか。ベッドにいる時に電気消すのってあれ、本当に面倒くさいんですよ」
めがね:物を動かす、壁をすり抜ける 「毎日掃除機をかけるんですけど、年末年始とかに大掃除するじゃないですか その時に壁沿いのソファーとかって、どかしてやるじゃないですか。この能力があればウィーンってやって。すごくないこれ? 私は動かせないものを動かしたい笑」
阿部:ちょっとだけ先のことがわかる能力 「10年とか先が見えちゃうと面白くなかったり、選択肢を変えたりとかで色々複雑になっちゃうと思うんですけど、本当に5秒とか、それくらい先だったら、これから転ぶとか、洋服の糸引っ張っちゃって穴が開いちゃうとかそういうのを防げるから、便利じゃないかなと思いました」
丸山監督:体が未知なる楽器になって新しい音を出す能力 「このアンケート書いてる時に三浦さんのライブにちょうど行ってる時で。そのライブに行って、声って本当に才能っていうかすごい能力だから、声以外に何かないのかな、身体から発せられる音とかがあって人を幸せにできたりとか、そういうバリエーションがあったらいいなって思いました」
◇登壇者よりのコメント
●向里祐香のメッセージ 「こんにちは 花蓮役を演じました向里祐香です。本日は会場に行けずとても残念です。皆様がご覧になったハートアタック、日本のドラマでは今まで見たことのない世界が広がっています。しかし今の私たちとリンクするテーマが根底にありますので この唯一無二の世界観を楽しんでいただけたら嬉しいです」
●岸谷五朗動画メッセージ 「台本を読んだ時から感じていたんですがすごい挑戦だったと思います。この作品を映像化して具現化して、もちろん海外の作品だし、そういう苦労があって、あの不思議な世界が出来上がったのかなって思いますね。寛一郎さんとの絡みのシーンでサウナで話すというシーンがありまして。 苦労したのはあのサウナが結構寒かったっていう笑。全然暖かくなくて、ちょっと鳥肌立つぐらい寒い中なのに、シュッシュッシュッシュって霧吹きで水をかけられながら、熱そうな芝居をしました。寛一郎さんと、熱そうに見えるかなぁって言いながらちょっと軽く震えてたので、思い出深いです笑」

●原作者へ『HEART ATTACK』の実写化が決まっての感想 Shawn Kittelsen「こんな素晴らしい作品に仕上げてくださいまして、有難うございます。今回『HEART ATTACK』実写化が決まったときは、脚本家として、そしてクリエイターとして是非私の世界観というものを世界に伝えたいと、ずっと思っていました。お伝えしたいと思っていたストーリーをテレビのショーにしていただけるということをお伺いしたとき、私がずっと夢に思っていたことがやっと叶うんだということを思いました」
●原作者へ『HEART ATTACK』を観ての感想 Shawn Kittelsen「心がわき踊る、本当に素晴らしい『HEART ATTACK』でした。見ながら心がわき踊る気持ちがし、本当に心から誇りに思いました。丸山監督をはじめキャストの皆さん、クルーの皆さんには感謝しかありません。この私が書き上げたストーリーの精神というものをそのまま維持していただきながら作り上げて頂き、本当にありがとうございます」
●寛一郎から原作者への質問「どうして『HEART ATTACK』を書こうと思ったのか?」に答えて Shawn Kittelsen「スーパーヒーローや戦闘のものをずっと描いてきていたんですけれども、私の妻というのは戦いを好まないものでございまして、やはり妻と共有できる何かを描きたいなと思いました。全く違う人たちやその人たちの関係性が近づいていく、こんな愛を感じるようなストーリーというものを作っていきたいと思いました」
●阿部から原作者への質問「漫画や物語を描き進めていく時に、どうやって物語を進めて行ったのですか?」に答えて Shawn Kittelsen「私の場合は、最初にエンディングから描き始めます。そこから巻き戻してくるというアプローチを取っていきます。最後に何をしたいのかが見えないとなかなかその道のりを描くことは難しいからです」

●ドラマ主題歌「強く儚い者たち」を歌っての感想 冨岡「初めてのドラマの主題歌で初めてのカヴァー曲を歌わせて頂きました。ドラマも人間の強いところ弱いところを繊細に描かれている作品だなと思ったので、それを私も曲を通して表現出来たらなと思いながら歌わせて頂きました。世界観もですが、すごく重みのある歌詞で、それをどう消化して表現していくのか、ということを一番考えました」
●冨岡 愛が「強く儚い者たち」を歌唱披露。その歌を聴いての感想 寛一郎「本当に素晴らしかったです」
三浦「声が凄く真っすぐでとても言葉が入ってくるな、って印象があって、ドラマの主題歌ということもあってより言葉が入ってくる感じが胸に沁みました。大人の女性の声に聞こえるときと少年のように聞こえるときと、両方あってその波が聴いていてとても感動しました」

●配信を楽しみにしているファンへメッセージ 丸山監督「人間ドラマも見どころですし、本当に魅力的なキャラクターたちがたくさん登場してきて。いろんなドラマを繰り広げるんですが、そこも本当に見どころですし、音楽、美術、いろんなところが見どころになっていると思います。予告編だったり、何か引っかかった部分があった方々は是非見て欲しいと思います」
三浦「私自身演じていて私が私であるだけなのに、と。本当にその生まれながらに持ってしまったその違いによって、こう与えられた環境の中でもがくキャラクターたちの姿というものに、本当に演じていて勇気をもらいました。一生懸命作りました。ぜひ見て欲しいです」
寛一郎「今日1話を見て頂きましたが家に帰ったら、もうみんな2話が見たくなってくるはずです。今日見て、かなりの情報量だったと思います。ここから8話まで、すごい人間ドラマストーリーかつ皆さんが言っていた音楽、小道具などの美術まで、すべてにこだわりが詰まっていて、1回では見切れる情報量ではございません!なので、まず無料配信される1話を見直してもらえば、必ず皆さんは2話以降を見るためにFODに入会してくれると思っております笑。今日は本当にありがとうございました。FODドラマ『HEART ATTACK』は、FODにて明日一挙配信です!」

■ドラマ概要
●タイトル:『HEART ATTACK』(全8話) ●配信:FODにて全話配信中(1話無料) メイキング Short Ver. 無料配信中 ●出演:寛一郎 三浦透子 水間ロン 早乙女太一 向里祐香 SAKURA めがね 阿部久令亜 白宮みずほ 詩羽 山田健人 松浦りょう 米本学仁 清水くるみ 富田健太郎 ピエール瀧 三浦誠己 村上淳 西田尚美 岸谷五朗 他 ●原作:Skybound Comic Book『Heart Attack』by Shawn Kittelsenand Eric Zawadzki ●スタッフ: ・監督: 丸山健志 / 八神隆治(5話・7話) ・脚本: 大浦光太 / 高徳宥介 ・主題歌: 冨岡 愛「強く儚い者たち」 ・オープニング曲: bed「Kare Wa」 ・エグゼクティブプロデューサー: 石井浩二 下川猛 ・Executive Producer: Robert Kirkman David Alpert Rick Jacobs Glenn Geller Ash Nukui ・Co-Producer: Wes Mazda ・プロデューサー: 加藤裕将 鹿内植 ビョンハジョン 梶原富治 ●制作プロダクション:ROBOT ●制作著作:フジテレビ Skybound Entertainment ●URL: ・https://www.fujitv.co.jp/heartattack/(オフィシャルサイト) ・https://fod.fujitv.co.jp/title/911v(配信ページ) ・https://youtu.be/4ub3pyyzqvs(120秒スポット映像) ・https://youtu.be/9pvgbX2QI4U(主題歌版映像)
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