
【写真】共演者に囲まれ笑顔を見せる丸ちゃん
本作は、刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」を舞台に、さまざまな事情を抱える人々のドラマや、店を営む家族の絆を描いた作品。第29回釜山国際映画祭のコンペティション部門「NEW CURRENTS(ニューカレンツ)」へ正式出品された。
丸山の8年ぶりの主演となる本作。古川監督は、プライベートで丸山と出会ったときに「めっちゃ芝居やりたい」と言われたと明かし「その後、ずっとそこにいた一般の方を巻き込んで、ずっとエチュード芝居をひたすらにされていて。『この人すごいな』と思って、ずっと記憶に残っていました」と振り返った。丸山は「別に『仕事ください』っていうことじゃなくて」と口にし「本当にこの時期、お芝居欲が半端なくて。でもなかなかそういった役に出会うことがなかったので、酒場で勝手に始めるっていうことをしているときに見ていただいた」と説明した。
また、イベントでは作品のテーマにちなみ、丸山がキャスト陣に差し入れたいものを発表。丸山は「別にレンタルでもいいですよね?」と確認し、寺尾にベースを差し入れたいと告白。丸山は「(寺尾は)ヴィンテージでいいものを使われているので、ちょっとトレードしてセッションとかできたらうれしい」とほほ笑んだ。すると寺尾は「僕が使ってるのは中学3年生のときから持ってるやつ」と明かし「ヴィンテージで、世界遺産でもうとっちゃいけないという木を使ってる。たぶん売ると5〜600万はする」と説明。丸山は「ください!」と口にしたが、寺尾は「それはあげられません(笑)」と反応した。
寺尾は「俳優さんでギターを弾く人はたくさんいるんですけど、ベースを弾く俳優はほとんどいない」と話し、ベースを弾きながら歌うことはとても難しいと告白。その上で寺尾は「彼(丸山)のステージをテレビで見たんだけど、なかなかいい。俳優業をどんどん続けてくれるともっといいなと。期待してます」と激励した。丸山は「はい!絶対がんばります」と力強くうなずいていた。
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