中1週でGI挑戦→中2週で重賞初制覇 ディープボンドのタフなローテから5年

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2025年05月05日 07:30  netkeiba

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ディープボンド(写真は阪神大賞典)(c)netkeiba
 昨年末の有馬記念を最後に惜しまれつつターフを去ったディープボンド。通算成績は31戦5勝。7億6781万5800円を稼ぎ出し、GI未勝利馬としては最多賞金獲得馬となった個性派が重賞初制覇を果たした20年の京都新聞杯を振り返る。

 ディープボンドは父キズナ、母ゼフィランサス、母の父キングヘイローの血統。新冠・村田牧場の生産馬。18年のセレクションセールで1650万円(税抜)で取引された。栗東・大久保龍志厩舎からデビュー。3歳春を迎え、アザレア賞2着から中1週で皐月賞に参戦したが10着に敗退。そこから中2週で挑んだのが京都新聞杯だった。

 単勝10.7倍の4番人気に支持された一戦、ディープボンドは実に粘り強い走りを見せた。前半1000mが58秒3というハイペースを中団追走。直線に向くと、目の前を走る1番人気のアドマイヤビルゴを目標にスパート。和田竜二騎手の叱咤に応えてジワジワと脚を伸ばすと、外から迫るマンオブスピリットをクビ差抑えてゴール。2回目の挑戦で重賞タイトルを獲得したのだった。

 7年前の父キズナとの父仔制覇を果たし、その後は王道を歩むこととなった。国内外を含めて重賞は4勝、GIは2着4回。惜しくもビッグタイトルには手が届かなかったが、大いに誇れる競走馬生活だった。

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