卓球Tリーグの岡山リベッツは7日、男子でオリンピック(五輪)2大会出場の張本智和(21=トヨタ自動車)と複数年契約を締結し、25−26年シーズンから加入すると発表した。4月に琉球との3年契約が満了し、退団していた。
張本はこの日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで17日開幕の世界選手権個人戦(ドーハ)へ向けた日本代表合宿に参加した。岡山への加入について「自由交渉期間に入った時点でオファーをいただいた。(これまで)アウェーで訪れた時にすごく気持ちの良い応援団の方々がいた。今年から監督が(選手兼監督の田添響に)代わって、優勝を目指すタイミング。そこで僕を必要としてくれているという気持ちがすごく伝わった」と説明。悲願の初優勝へ「ぜひ一緒にプレーして優勝をかなえたい」と活躍を誓った。
自身は5度目の世界選手権個人戦を控える。世界ランキングで日本勢トップの4位につけるシングルスに加え、松島輝空(そら)との男子ダブルスの2種目に臨む。
昨夏のパリ五輪で個人と団体で計5度の敗戦を喫した経験もあり、あえて成績面の目標は立てない。「毎回メダルが取りたいですが、何を言っても全く意味がないとパリでつくづく痛感した。自分の心のうちで分かっていれば十分」。日本のエースは、静かに闘志を燃やしている。
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