三宅淳詞駆る3号車Niterra MOTUL Zとの3番手争いを制した山下健太の1号車au TOM’S GR Supra 2025スーパーGT第2戦富士 開幕戦岡山で幸先よく勝利を飾り、前人未到のスーパーGT500クラス3連覇に向けて絶好のスタートを切った1号車au TOM’S GR Supra。坪井翔と山下健太が駆るチャンピオンカーは、5月4日に富士スピードウェイで開催された第2戦でも予選7番手を獲得し、持ち前の強さを発揮し2位表彰台を獲得してみせた。しかし「年間4勝してチャンピオンを獲る」という高い目標を掲げるふたりにとっては、今回の結果は100%満足できるものではなかった。レース後、坪井と山下に聞いた。
そう後悔する坪井だが、第3スティントで乗り替わった1号車auはGT500クラス全車が2度目のピットストップを終えると2番手に浮上する。この時点でトップの38号車KeePer CERUMO GR Supraとは30秒以上のギャップがあったものの、ふたたびコクピットに戻った坪井はハイペースで追い上げていった。
とはいえ、1号車auは開幕2戦を1位2位で終えシリーズランキングはもちろんトップ。ドライバーズランキング2位の38号車KeePer石浦宏明/大湯都史樹組に14ポイント差をつけ、チームランキングではTGR TEAM ENEOS ROOKIE(14号車ENEOS X PRIME GR Supra)を15ポイントリードしている。
TGR TEAM au TOM’SとしてGT500史上初の偉業に挑戦する山下は、「それに向けてはいま、良い流れで来ているように思います」と自信を覗かせる。