
ファーウェイは4月10日、縦長ディスプレイを備えたスマートウォッチの新製品「HUAWEI Band 10」を発売しました。
価格は6800円(税込、以下同)からで、ヘルスケア管理用に手ごろなガジェットを探している人の有力候補になりそうなアイテムです。
ここでは、HUAWEI Band 10について、3つのポイントで紹介していきます。
●価格が前モデルよりも安くなった
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HUAWEI Bandシリーズといえば、毎年新モデルが出ている製品。2024年4月に発売された「HUAWEI Band 9」では、公式サイト価格8580円のフルオロエラストマーベルトモデルと9680円のナイロンベルトモデルの2種が展開されていました。
2025年モデルの「HUAWEI Band 10」では、公式サイト価格6800円の「HUAWEI Band 10」と、8580円の「HUAWEI Band 10 Aluminum Edition」の2種に分かれています。
新モデルになり、性能や機能が進化しているにも関わらず、スタンダードモデルの価格は、前モデルの8580円から新モデルの6800円へと1780円も安くなり、上位モデルも9680円から8580円になり1100円安くなっています。
スタンダードモデルであるHUAWEI Band 10は、プラスチック製ウォッチケースを採用しており、バンドはフルオロエラストマーベルトで、ブラック・ピンクの2色を選択できます。
価格の上がるHUAWEI Band 10 Aluminum Editionは、アルミニウム合金製ウォッチケースを採用。バンドはこちらもフルオロエラストマーベルトで、マットブラック・ホワイト・ブルー・パープル・グリーンの5色を選択できるようになっています。
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文字盤のデザインはかなりの数が用意されています。記事内の画像や公式サイトに写っているデザインに気に入るものがなくても、後からいつでも変えることができます。
●睡眠モニタリング機能が進化
モデルのナンバリングが“10”を迎えたモデルということもあり、ワークアウトやヘルスケア機能は充実しており、安心して利用できます。
本モデルでの機能面でのアップデートとしては、睡眠関連の機能がポイントとなるでしょう。
具体的には、過去7日間に取得した睡眠時のデータの平均から、諸々の指標がどのくらいズレているのかを判断する機能が備わっています。対象となる指標は、心拍数、心拍変動、血中酸素レベル、呼吸数などです。
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例えば「睡眠時の心拍変動(HRV)」は、睡眠時の心臓の鼓動の時間間隔の変化を表す指標であり、その変動はストレスやリラックス状態などとの関連性があるとされています。要するに「HRVが高いと睡眠の質が良い」「HRVが低いと何かしらのストレスが高まっている可能性がある」という兆候が分かるというわけです。
HUAWEI Band 10のディスプレイには、自動輝度調整機能も備わっているので、暗い寝室でも画面がまぶしくならないことも使いやすいポイントでしょう。バッテリー持ちも通常使用で約14日間あるので、充電管理がおっくうという人でも使いやすい端末です。
このほか「情緒モニタリング」なる機能も追加されており、「快適」「普通」「不快」の3段階の状態を推定し、自動記録してくれます。健康管理において重要度はあまり高くない機能かもしれませんが、ユニークな機能として紹介しておきます。
●基本仕様について
最後にHUAWEI Band 10の主な仕様についてチェックしましょう。
ディスプレイには1.47インチのAMOLED(有機EL)が使われていて、解像度は194×368ピクセルです。本体サイズは約43.45(縦)×24.86(横)×8.99(厚さ)mmで、重さは15g。5気圧までの防水性能を備えています。
センサーには加速度、ジャイロ、地磁気を含む9軸センサーを備えるほか、光学式心拍センサー、環境光センサーなども備えます。通信規格としては、2.4GHzのBluetooth 5.0(BLE)をサポートしています。
ワークアウトは100種類に対応し、ウォーキングとランニングは自動識別が可能。さらに水泳はフォームやラップ数、距離などのデータを測定できます。
6800円からと有名メーカーのスマートウォッチとしては手ごろな価格ながら、仕様面で気になる部分もなく、日々のへルスケア管理のお供に使うには、従来以上にコストパフォーマンスの高いモデルに仕上がっていると感じます。