今回のクラシコでも1アシストを記録したペドリ [写真]=Getty Images バルセロナに所属するMFペドリが、11日のレアル・マドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
失意のチャンピオンズリーグ敗退から中4日、優勝争いを左右するラ・リーガ第35節レアル・マドリード戦に臨んだバルセロナは、開始14分までに2点ビハインドを負ったものの、19分にDFエリック・ガルシアが反撃の1点を挙げたのを皮切りに、前半だけで4得点と逆転に成功。後半は、意地を見せた宿敵に1点を返されたが、最後まで苛烈にゴールを狙う姿勢を貫いて4−3で勝利。今シーズンの“エル・クラシコ”4戦全勝を飾り、国内3冠にも視界は良好だ。
試合後、逆転ゴールをアシストするなど決定的な仕事をしたペドリは、「クラシコで勝ったときは、必ず祝わなければならない。ピッチ内外でそうであるように、みんなで一緒にね」と口に。続けて「もっとゆとりのある展開を想像していた。点数が少ないような試合を」としつつ、「立ち上がりが悪かった。だけど、シーズンを通して僕たちには、逆転する力があったし、今日も例外ではなかった」と計7ゴールが生まれたシーソーゲームを振り返った。
この勝利で国内3冠に王手をかけたわけだが、その要因には“リバウンドメンタリティ”を挙げるペドリ。公式戦の直近4試合においても、3試合で0−2から一時は同点・逆転する粘りを見せており、同選手は「今シーズンは、逆転した試合がたくさんある。だからこそメンタリティは向上し、自分たちを信じられるようになった。それが結果に繋がっているんだ」と成功体験の重要性を説いた。
また、チャンピオンズリーグ準決勝敗退が決定した直後にも、メンタル面の成長を実感した一幕があったといい、ペドリは「ミラノでの敗北は痛手だったよ。でも、試合後にドレッシングルームで話し合って、今日勝って差を広げる、ということを改めて擦り合わせたんだ」と明かし、今週については「次節で決着をつけるつもりだ。大きなリードを奪えたと思うので、エスパニョール戦で決めるために努力をしよう」と意気込んでいる。
注目の第36節はミッドウィーク開催となり、バルセロナはエスパニョールと15日に対戦。勝利すれば優勝が決定する他、14日にマジョルカと対戦するレアル・マドリードの結果次第では、試合を待たずして王者となる可能性もある。