3月31日、元SMAP・中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発したフジテレビ問題の調査報告書が公表された。別冊の資料など含めて全394ページにおよんだ同報告書では、元フジテレビの女性アナウンサーが中居氏から業務の延長線上で『性暴力』であったと認定。すでに芸能界を引退していた中居氏だったが、報告書にあった生々しいメールのやりとりなどで再び批判が殺到することに。
あれから42日後の5月12日、中居氏がついに沈黙を破った。
「代理人弁護士を通じて、フジテレビと親会社フジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会の調査に“極めて大きな問題がある”と反論しました。さらには、関連する証拠の開示を求めたなどと発表したのです」(スポーツ紙記者)
中居氏側が指摘する“極めて大きな問題”とは……。実は同報告書が公表された直後、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)も指摘していた。
4月5日、生放送の情報番組『ドっとコネクト』(関西テレビ)に出演した橋本氏。その際、同報告書の内容についてコメント。橋本氏は「フジテレビ経営陣や同社B氏の対応、中居さんの誘い方は悪かった。これは言い訳ができない」などとしつつ、懸念点もあげていた。
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「それは報告書の記載がすべて『性暴力』という言葉で一貫しているということでした。橋本さんは“WHOの基準で『性暴力』を認定している“とし、”普通の人がイメージする手を上げる暴力だけではなくて、意に反するような性的な言動は全部『性暴力』になっている”と解説」(テレビ誌ライター)
一方で、橋本氏は
「人にペナルティーを与えるときに『性暴力』を使うのは荒すぎる」
「『性暴力』の中身を詳しく言えないにしても、一体どのレベル何だというところをハッキリしてあげないと、中居さんへどれぐらいの制裁が妥当なのかというのが判断できない」
などと主張したのだ。
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「さらに橋本さんは“中居さんは『手を上げるような暴力はなかった』と言っている”“実際『手を上げるような性暴力』と、『一見合意があるように見えているけども権力格差による不同意性交』では量刑が違う。これを性暴力でやってしまうと、中居さんに対する社会的制裁というのが、最上の性暴力に対しての批判になっている”などと私見を述べています」(前出・テレビ誌ライター)
中居氏の代理人らも、同報告書で使用された『性暴力』という言葉を“極めて大きな問題”としている。
「代理人らは中居氏に詳細な聞き取りを行った結果、“『性暴力』という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されなかった”としています。さらにWHOの定義についても、“中立性・公正性に欠け、一個人の名誉・社会的地位を著しく損ない、極めて大きな問題がある”と指摘したのです」(前出・スポーツ紙記者)
中居氏側はさらなる反撃に出るのだろうか――。
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