警視庁本部=東京都千代田区 盗品のたばこを買い取ったとして、警視庁捜査3課は13日までに、盗品等有償譲り受けと組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで、中国籍の自称マッサージ店従業員、周子娟容疑者(54)=東京都新宿区北新宿=を逮捕した。「買い取ったのは間違いないが、どこから購入したのか知らなかった」と容疑を一部否認している。
同課は、これまでに100回以上買い取り、中国へ転売していたとみて詳しく調べる。
逮捕容疑は昨年4〜7月、自宅マンションで5回にわたり、盗品と知りながら加熱式たばこなど計337カートン(195万円相当)を計約135万円で買い取った疑い。
同課によると、加熱式たばこなどは、日本人窃盗グループが電車内で寝込んだ人から盗んだクレジットカードで購入したものだった。周容疑者は「グループメンバーの一人と10年の付き合いがあった」と話している。
グループのメンバー6人は今年2月までに、窃盗容疑などで逮捕、起訴されている。