女優板谷由夏(49)と、声優で俳優の津田健次郎(53)が13日、都内で、朗読劇「したいとか、したくないとかの話じゃない」2025(23〜25日、渋谷区文化センター大和田さくらホール)の製作発表会見に登壇した。
足立紳氏原作の同名小説が原作で、23年4月に上演された朗読劇の再演。初演ではセックスレスをきっかけに夫婦の在り方、子育ての在り方を模索する物語が観客の心をつかんだ。
妻・大山恭子役を板谷が、夫・大山孝志役を津田が演じる。板谷は「もともと足立監督のファンだったのと、朗読劇はあまりトライしたことがなかったので」とオファーを受けた心境を明かし、「いろんな化学反応が起こるのを楽しみにしてます」と話した。
台本を読んだ感想を「とにかくずっとけんかしてるんです」という。「主人公と年齢が近いんですけど、熟年夫婦のおうちをのぞき見したような。どの家庭にもある問題含め、共感しますと言ってしまうとプライベートをさらけ出しているみたいで恥ずかしいんですけど。結婚してる人だったら、分かるわって膝を打つ場面がたくさんある。夫婦間で話し合うきっかけになってくれたらいいな」と話した。両親も観劇予定だと明かし「老夫婦がこの作品を見たらどういう感想を抱くんだろう。インタビューしてみたい」と笑った。
2人は初共演。津田は朗読劇の経験は豊富だが「2人だけっていうのはレア。2人しかいないので、支え合っていきましょう」とほほ笑みかけた。「シリアスとコメディーが繊細な同居の仕方をしているので、めちゃくちゃ難しいなと思ってます。けんかを飽きさせずに見せていくのも、なかなかハードルが高いなと思ってます」と意欲を見せた。「男性のクズっぷり」が存分に出ていると話し、「若くて下ネタに触れてこなかった方は、最初驚くかもしれない。免疫のない方は最初、そういうのが飛んでくるんだなって心に留めておいていただけると、見やすいかなと思います」と来場予定者にアドバイスしていた。
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脚本・演出の新井友香氏も出席した。
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