地対艦ミサイル訓練、北海道で実施=6月19日から、国内初―陸自
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2025年05月13日 18:01 時事通信社

陸上自衛隊は13日、国内で初めて実施する地対艦ミサイルの発射訓練について、北海道新ひだか町の「静内対空射撃場」で6月19〜30日に行うと発表した。
地上から艦艇を攻撃する地対艦ミサイルは、100キロを超える長射程が特徴。国内にはこれまで発射訓練をできる演習場がなく、自衛隊は米国やオーストラリアで訓練していた。
静内対空射撃場は、訓練可能な水域が約40キロと広く、陸自は漁業関係者などの安全面も考慮し、地元調整を進めていた。東京・小笠原諸島の南鳥島でも2026年の訓練実施をめどに、射撃場の整備計画が進められている。
陸自によると、6月19日に訓練開始式を開き、その後天候などを考慮した上で、2日間にわたって洋上の標的に向けた射撃訓練を実施する。
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