市販薬受け取り、コンビニで可能に=改正医薬品医療機器法が成立
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2025年05月14日 14:31 時事通信社

一般用医薬品(市販薬)を薬剤師がいないコンビニなどで受け取り可能とする改正医薬品医療機器法が、14日の参院本会議で可決、成立した。事前にオンラインで薬剤師らの説明を受けることが条件。
改正法は2027年春ごろまでに施行される。離島や山間部など薬局が少ない地域での活用も見込む。
現行で市販薬は、薬剤師らが常駐しない店舗での販売はできない。業界団体によると、市販薬を扱うコンビニは全国約5万7000店の0.7%(23年2月時点)にとどまる。
改正法では、希望者は薬剤師らにオンラインで注意事項の説明をしてもらい、メールなどで確認証を受領。コンビニなどで確認証を提示すれば入手できる。自動販売機でも受け取りが可能になる予定。
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