体操の世界選手権(10月、ジャカルタ)代表最終選考会を兼ねるNHK杯は16〜18日に東京体育館で行われる。女子で昨夏のパリオリンピック(五輪)代表の岸里奈(17=戸田市SC)が15日、会場で最終調整を実施。4月の全日本選手権に続く初優勝に狙いを定めた。
全日本では予選首位通過からトップを守りきって初優勝を飾ったが、最終演技の床運動の跳躍で、前のめりに両手をついた。「目指すところはもっと上なので悔しさがあった」と反省。この1カ月間は着地を意識した練習を繰り返してきたといい、「最後の最後まで気を抜かないで、1つでも多く着地が止まるように」「そこを乗り越えるために今回がある」と“リベンジ”を期した。
パリ五輪では団体8位。世界との差を痛感した。「優勝はもちろん、世界で戦う上では56点台を出さなければならない」。女子は全日本の得点を持ち点に17日に演技。2枠の個人総合代表と初優勝を通過点に、世界での飛躍を目指す。
全日本2位で岸を0・933点差で追う15年大会女王の杉原愛子(TRyAS)は、「人事は尽くしたので、自分の大好きな体操を楽しんで、見てくださる方に楽しんでもらえるような演技を」と意気込んでいた。
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