大阪・関西万博会場の「熱中症対策」、給水スポットによる「マイボトル給水」で!

0

2025年05月16日 08:01  BCN+R

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

BCN+R

大阪・関西万博会場に設置された給水スポット、給水回数が100万回を突破。マイボトル給水でCO2削減も
 OSGコーポレーションは5月14日に、同社の推進する「ステハジ」プロジェクトの一環で、大阪・関西万博会場に設置している給水スポットの給水回数が、100万回を突破したことを発表した。

その他の画像はこちら

●「プラスチックごみ削減」につながるサステナブルアクション

 同社による、大阪・関西万博会場への給水スポットの設置は来場者・運営スタッフへの「熱中症予防」と「プラスチックごみ削減」啓発を目的として行われており、マイボトルでの給水は冷たい水をこまめに補給できるよう、会場内外の計32カ所に設置している。

 5月12日時点での累計給水回数は111万8747回に達し、同社が給水スポットの利用状況を調査したところ、4月13日の開幕時にはマイボトルでの給水が100名のうち13名だったのに対して、開幕から1カ月経過した5月13日には53名がマイボトルで給水しており、この1カ月間で来場者・運営スタッフの行動に変化がみられた。

 また、マイボトルで給水している来場者に聞いたところ、メディア、SNS、一度来場した知人や会社の同僚から「マイボトルの持ち歩きと給水について聞いて持参した」との声が聞かれている。

 会場内に設置された給水スポットは、「熱中症予防」のための給水だけでなく、来場者・運営スタッフのマイボトルなどでの給水体験が「プラスチックごみ削減」や「CO2削減」にもつながっており、5月12日時点での給水回数をもとにしたCO2削減量は9万730kgに達した。

 会場内に設置された給水器は、利用者の給水回数を計測する「給水カウンター」機能も備える。来場者や運営スタッフによる「マイボトルへの給水」をサステナブルアクションと位置づけて、給水回数の進捗状況は同社のウェブページ「万博情報サイト」にて配信するとともに、CO2削減量も公開している。

 「ステハジ」プロジェクトは、「使い捨ては恥ずかしい」という考え方を通して、誰でも・毎日・どこでも少しの意識と行動で、海洋プラスチック問題や使い捨てから生まれる衣類・食品ロスなどさまざまな社会課題を、個人・企業・自治体、団体・教育機関・プロスポーツチームが一体となって啓発・実践して、行動変容に取り組むプロジェクト。

    ニュース設定