BSイレブン賞2025に出走予定のニュージーズ(24年6月撮影、ユーザー提供:グチマサさん) 名牝ミッキークイーンの半弟となるニュージーズ(牡4、美浦・木村哲也厩舎)が、日曜東京12RのBSイレブン賞(4歳上・3勝クラス・ダ1400m)でダートに初挑戦する。
ニュージーズは父リアルスティール、母ミュージカルウェイ、母の父Gold Awayの血統。母は仏で重賞3勝の活躍馬。日本との縁もあり、06年の香港Cではアドマイヤムーンやディアデラノビアと対戦。07年の香港Cでは3着に健闘し、シャドウゲイトに先着した。そして半姉のミッキークイーンは15年のオークスと秋華賞の覇者。姪のブレイディヴェーグは23年のエリザベス女王杯、同じくミッキーゴージャスは24年の愛知杯、そして甥のエピファニーは24年の小倉大賞典を制している。
ここまで6戦3勝。デビューから一貫して芝を使われ、1着→8着→1着→5着→1着→7着なので、勝利と凡走を繰り返す形となっている。決して悪い成績ではないが、血統を考慮すれば、やや物足りなさが残る現状だ。今回は初ダートがカギだが、芝ではジワジワと伸びる印象だったので、プラスに出る可能性大。血統的にも父のリアルスティールはフォーエバーヤングやチカッパを輩出しているので、ダート向きであっても驚きはない。
過去6戦と同じく、今回もC.ルメール騎手が手綱をとる。新天地で良血開花となることを期待したい。