長澤まさみ主演『おーい、応為』、永瀬正敏が破天荒な天才絵師・葛飾北斎に! 父であり師――“唯一無二の絆”描く特報解禁

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2025年05月19日 09:10  クランクイン!

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映画『おーい、応為』で葛飾北斎を演じる永瀬正敏 (C)2025「おーい、応為」製作委員会
 長澤まさみが主演する映画『おーい、応為』に、永瀬正敏が応為の父であり師でもある葛飾北斎役で出演することが発表された。さらに筆を持つ姿が印象的な北斎のキャラクタービジュアル、特報映像、場面写真も解禁となった。

【動画】映画『おーい、応為』北斎&応為、知られざる親子の時間を映す特報映像

 本作は、江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎の弟子であり娘として、数十年を共にした葛飾応為(かつしかおうい)を描いた映画。

 浮世絵を含めた芸術は男の世界だった江戸時代において、北斎の娘という境遇はありながらも、数少ない女性の絵師として活躍した葛飾応為。「美人画ではかなわない」と北斎も認めるほどの絵の才を持ちながらも、短気で気が強く、タバコがやめられない豪快さを併せ持つ応為を演じるのは長澤まさみ。本作は初の時代劇映画主演となる。

 脚本・監督を務めるのは大森立嗣。大森監督と長澤は、長澤が第44回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか同年の映画賞を総なめにした映画『MOTHER マザー』(2020年公開)以来、2回目のタッグとなる。

 永瀬正敏は、大森監督とは『星の子』以来のタッグを組み、孤高の天才浮世絵師・北斎に挑む。世に知られる“絵の天才”の顔だけではなく、破天荒な一人の人間としての顔、不器用な一人の父としての顔を見せる。世界中で圧倒的知名度を誇る日本のアーティストの知られざる一面を、大森監督と永瀬がどう紡ぎあげていくのか。そのまなざしや所作の一つひとつが、応為との“唯一無二の絆”を物語っていく。

 撮影現場での様子について永瀬は、「大森立嗣監督の筆、長澤まさみさんの筆、皆さんが持ち寄ったそれぞれの筆と様々な濃度の墨によって描かれた一枚の合作作品の様な素晴らしい現場で葛飾北斎として生きられた日々は一生忘れられないものとなりました」と振り返った。

 続けて「揺れ動く不安定な感情の行く末を案じる時、ふと気がつくと、そこには必ず大森監督の視線が寄り添っていただけている」と、監督との関係を語りつつ、「大胆に自由に生きられた北斎の“心”というべき存在・お栄(応為)。長澤まさみさんは、僕にとってまさに同様の存在でした」と、応為を演じた長澤まさみにも深い信頼を寄せていることを明かしている。

 特報映像では、「北斎の娘で悪かったな!」とたんかを切る応為の姿を皮切りに、さまざまな表情の応為の日々が軽やかに映し出される。夫とけんかの末に離縁し出戻り、北斎が亡くなるまで娘として弟子として共に暮らした日々。自分の心に正直に情熱を燃やし続けた彼女の自由な歩みが、父との関係のなかで見えてくるようだ。応為と北斎が並んで同じ姿勢で筆を取る姿、散らかった家の中でのにぎやかそうな共同生活、そして現代にも残る名画「吉原格子先之図」の誕生を捉えたシーンなども収められ、彼女がどう時代を駆け抜けたのか、その軌跡をたどりたくなる特報映像となっている。

 さらに、映像に登場する応為の傑作「吉原格子先之図」、そして北斎の代表作「富嶽百景」が描かれた劇中写真2点も新たに公開された。他にもさまざまな作品が至るところにちりばめられている。

 映画『おーい、応為』は、10月17日より全国公開。

※コメント全文は以下の通り

【永瀬正敏(葛飾北斎役) コメント全文】

◆永瀬正敏

繊細な線、力強い線、確信を得た点、、、
大森立嗣監督の筆、長澤まさみさんの筆、
皆さんが持ち寄ったそれぞれの筆と
様々な濃度の墨によって描かれた
一枚の合作作品の様な素晴らしい現場で
葛飾北斎として生きられた日々は
一生忘れられないものとなりました

いつも思う事は
揺れ動く不安定な感情の行く末を案じる時
ふと気がつくと、そこには必ず
大森監督の視線が寄り添っていただけている事

また
絵に魂を捧げ
大胆に自由に生きられた北斎の
“心"と言うべき存在のお栄(応為)
長澤まさみさんは
僕にとってまさに同様の存在でした

感謝しています

熱と信頼、そして確信
スピード感溢れる大森監督の現場は
今後の日本映画の基本になるはずです

始まりは
一つの小さな細い線を描くのにも
おぼつかなかった自分を
丁寧に諦めず
最後まで指導してくださった
絵画指導の先生方にも
心から感謝しています
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