二宮和也、初参加カンヌ映画祭の思い出「飛行機で北極の上を通り、人生初の流氷を見たこと」

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2025年05月20日 09:26  日刊スポーツ

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カンヌ映画祭でフォトコールに臨む、ミッドナイト・スクリーニング部門「8番出口」の、左から川村元気監督、小松菜奈、二宮和也、平瀬謙太朗氏(C)Kazuko Wakayama

フランスで開催中の第78回カンヌ映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に出品された「8番出口」(川村元気監督、8月29日公開)に主演の嵐・二宮和也(41)と初共演の小松菜奈(29)が公式上映から一夜明けた19日、フォトコールに参加した。2人は、日本メディアの囲み取材にも応じた。二宮はカンヌ市内を巡ったことを含め、初参加のカンヌ映画祭での印象的なできごとを聞かれ「僕は飛行機でパリへ向かっている途中、初めての航路で北極の上を通り、人生初の流氷を見たこと」と明かした。


囲み取材の中で、今回のカンヌ映画祭初参加で印象的だった8つのエピソードを4つずつ上げるなら? と質問が出た。二宮は「次は、今回初めてカンヌに訪れて『映画『浅田家!』をパリで見ました!』と街の方に言われたこと」と、20年公開の自身の主演作を見た観客がフランスにいたことを喜んだ。「あとは、やはり街並みです。日本では、なかなか見られない坂道や石畳などの景色が印象に残っています。仕事で名所に訪れて、カンヌの景色を見て、あそこに映画祭の会場があるんだな…とか目視した数時間後に会場に行き、レッドカーペットを歩いたのも思い出深いです」と振り返った。


小松は「私はレッドカーペットです」と即答。「毎年、この時期にニュースなどでカンヌ映画祭の模様は見ていたので、まさか私がそこに参加できるとは思ってもおらず、今回の件を聞いた時は、まだ実感が湧かなかったです」と喜びをかみしめた。「次は、リゾート地ならではの太陽や海。光が日本とは違うのか、写真を撮っても日本とは違う写り方になるなと感じました。かっこいい写真が撮影できます」と続けた。


さらに「あとは、弾丸でしたが、カンヌの余韻を楽しめたこと。1日1日が濃く、夢のような時間を過ごせました」とも口にした。「お仕事で観客の皆さんと一緒に映画を最初から最後まで見る機会はなかなかないので、反応が確認できてうれしかったです。上映前から歓声が起きるなんて日本にはない反応だと思うので、経験できて良かったです」とカンヌの街と映画祭を存分に堪能した様子だった。


◆「8番出口」 全世界累計170万ダウンロードを突破した、インディーゲームクリエーターKOTAKE CREATE氏制作の無限ループゲームの実写化作品。主演の二宮が無限ループする地下通路で異変を探し、8番出口を求めて迷う男という名もなき役を演じる極めて異例の作品だが、小松が演じる役も役名はなく、役柄など詳細は一切、不明。脚本は川村元気監督(46)と、22年の映画「宮松と山下」を手がけた監督集団「5月」の平瀬謙太朗氏(39)が共同で手がけたが、二宮も主演に加え脚本協力としても参加。既にアジア、ヨーロッパなど20以上の国と地域での上映が決定している。

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