櫻スタートラベル、経済産業省の令和6年度「合理的配慮に関する国内企業における実践事例集」に選出 櫻スタートラベルは5月15日に、同社が経済産業省の公表した令和6年度「企業経営におけるDEIの浸透や多様な人材の活躍に向けた調査事業報告書」および「合理的配慮に関する国内企業における実践事例集」において、全国5社のうちの1社として選出されたことを発表した。5月9日付で、経済産業省のウェブサイトに掲載されている。
その他の画像はこちら●障害や疾患を抱える人々の外出や社会参加を支える旅行業
同社は、難病当事者の資格と経験を活かして、障害や疾患を抱える人々の外出や社会参加を支える旅行業を展開してきた。同社の代表社員である櫻井純氏は、国指定難病である慢性炎症性脱髄性多発神経炎およびシャルコー・マリー・トゥース病を患う当事者であり、自らの闘病と再起の経験をもとに2016年に同社を設立している。
現在は、旅行手配業務だけでなくキャリアコンサルタントとして企業・自治体向けの研修や講演、難病患者のキャリア支援なども行っており、自ら治療と仕事の両立を実践する。
今回の、「企業経営におけるDEIの浸透や多様な人材の活躍に向けた調査事業報告書」および「合理的配慮に関する国内企業における実践事例集」への選出、および経済産業省のウェブサイトへの掲載は、難病と向き合いつつ社会参加を目指して歩んできた同社の10年の軌跡に対する評価であるとともに、同じように闘病と仕事の両立に挑む人たちへのエールでもある。
同社は今後も、「見えない障害」や「配慮が届きにくい現実」に光を当てて、すべての人のキャリアと暮らしを支える社会インフラを目指していく。