

ドランク エレファント公式サイトより
資生堂傘下の米国発のスキンケアブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」が、日本での販売を6月30日で終了すると公式サイトで発表した。資生堂オンラインストアでは同日をもって販売を終え、イセタン ミラーやフルーツギャザリング、アットコスメなど店舗での取り扱いも順次終了する。
ドランク エレファントは創業者のティファニー マスターソン(Tiffany Masterson)が2012年にアメリカで立ち上げた。製品は、創業者自身の肌トラブルの経験から、エッセンシャルオイルやアルコール(エタノール)、シリコン、紫外線吸収剤、香料・染料、界面活性剤などの成分を使用せず、アイテムごとに肌の刺激になりにくいpHレベルに調整したほか、肌の皮脂膜機能をサポートする成分を配合。肌悩みやなりたい肌に合わせてほぼ全てのアイテムを混ぜて使用することができる、“スムージー”スキンケアを提案している。
2019年に、資生堂がドランク エレファント ホールディングス(DRUNK ELEPHANT HOLDINGS)を8億4500万ドル(約920億円)で買収。2024年に資生堂が発表した中期経営戦略「アクションプラン 2025-2026」で、「アネッサ(ANESSA)」、「ナルシソ ロドリゲス(narciso rodriguez)」、「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)」、「エリクシール(ELIXIR)」とともに、ドランク エレファントを1000億円ブランドへの成長を狙うネクスト5に据えている。今年5月12日に発表した2025年12月期第1四半期決算で、ドランク エレファントは大幅減収が継続していることから、早期立て直しに新体制で取り組むとしている。売上の大半を占める米州・欧州を中心に巻き返しを図る。
■ドランク エレファント:公式サイト
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