加藤勝信財務相(写真左)とベセント米財務長官(AFP時事) 加藤勝信財務相は20日の閣議後記者会見で、カナダ西部バンフで21日から開催される先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席するために出張すると発表した。会議に合わせ、ベセント米財務長官と個別に会談を行うことで、日程調整を進めていることも明らかにした。
日米財務相会談について、加藤氏は「為替を含めて2国間の諸課題について議論を行いたい」と表明した。加藤氏は4月24日にも米ワシントンでベセント氏と会談しており、「(前回の確認事項を)ベースに引き続き議論をしていく」と述べた。4月の会談では、為替相場の過度な変動は経済や金融の安定に悪影響を与えるとの原則を再確認する一方、「為替水準の目標やそれを管理する枠組みの話は全くなかった」(加藤氏)という。