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歌手橋幸夫(82)が昨年末に医師から「アルツハイマー型認知症」と診断を受けたことを20日、所属する「夢グループ」石田重広社長(66)が都内の記者会見で明かした。
橋は昨年8月から「夢グループ」主催の全国公演「20周年記念コンサート」に出演しているが、認知症を疑われるような言動などがあったために医師の診断を受けたという。診断書によると、22年に軽度のアルツハイマー型認知症と診断され、23年11月には右頭頂葉脳梗塞を併発。昨年12月に中等度のアルツハイマー型認知症と診断されたという。医師からは、17歳から65年にわたる芸能生活を鑑み、大きな支障を来さない範囲で定期的なステージの実施と言った芸能活動維持が望ましいと診断された。
年明け後も医師の指導を受けながら芸能活動を続けてきたが、事務所では「ここ最近の本人の様子をみますと、お客さまに100%お楽しみいただけるステージをお届けできる状態ではない」と判断。橋は「歌手として最後までやりとげたい」との強い希望があり、事務所としても「その希望を何とかかなえたいという気持ちもございます」としている。
石田社長が橋の異変を感じ始めたのは昨年8、9月で、同じ話を何回も繰り替えすことが続いたという。ただ「歌だけは50、60年前のものを歌が流れれば歌えた」と、歌詞が飛ぶこともあるものの、伸びやかな声で音程が狂うことはないという。一方で「言葉は同じ言葉の繰り返し。質問とは全く違う答えが来ることもあった」と明かした。
今後のステージは出演予定。数日前に橋から「みんなに迷惑かけるなら休む」といった趣旨の発言があったが、石田社長は「ステージ降りるまではみんなで助け合おうと」とできる限り支える意向。21日には神奈川県で2公演予定されており「間違いなく本人は来ます。無理やりやれと言っているわけではない」と主張した。
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