明日21日は西日本と東北北部で警報級大雨の恐れ 気温下がるも湿度アップ熱中症注意

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2025年05月20日 18:22  日本気象協会

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日本気象協会

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明日21日(水)は、西日本と東北北部で警報級の大雨の恐れ。西日本は今日20日(火)より気温が下がりますが、湿度アップで熱中症リスク大。関東など東日本は晴れて季節先取りの暑さに注意が必要です。

西日本と東北北部で警報級大雨の恐れ

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明日21日(水)は、梅雨前線が九州南部まで北上し、前線上を低気圧が東進する見込みです。梅雨前線に向かって、大雨のもととなる暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。西日本の太平洋側を中心に局地的に雨雲が発達し、大雨となる恐れがあります。

また、別の前線が日本海から東北北部にのびてくる見込みです。前線付近では大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雨雲や雷雲が発達する見込みです。

西日本も東北北部も、雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲が同じ場所にかかり続ける場合は、警報級の大雨となる恐れがあるため警戒が必要です。

西から雨の範囲が広がる 東北北部は断続的に雨

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21日(水)は、九州は朝から雨、中国・四国も午後は次第に雨や雷雨となるでしょう。九州南部など太平洋側を中心に、1時間に50ミリ以上の滝のような非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。近畿や東海も夜は次第に雨が降り出すでしょう。

東北は朝から夕方にかけて雨雲や雷雲がかかり、秋田や岩手など東北北部を中心に1時間に30ミリ以上のバケツをひっくり返したような激しい雨の降る恐れがあるため注意が必要です。大気の状態が非常に不安定なため、落雷や竜巻などの突風、ひょうにご注意下さい。

関東甲信や東北南部は真夏日続出

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関東甲信や東北南部は、午前を中心に晴れて、最高気温は所々で30℃以上の真夏日となるでしょう。福島市や松本市(長野)では、34℃まで上がる見込みです。東京都心は29℃と、今年初真夏日となった今日20日(火)よりは下がりますが、湿度が上がります。今日20日(火)の東京は40%台まで湿度が下がりましたが、明日21日(水)は一番下がって60%台です。

「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、熱中症には十分に注意しましょう。

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