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2025年05月21日 08:53 ねとらぼ
道端に捨てられていたボロボロのダイニングセットを修復する動画が話題に。この動画は記事執筆時点で再生回数は72万回を超え、1万5000件以上の“いいね”が寄せられています。
動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「Fall Line Ridge」。運営するのは、アメリカで家族と自給自足の生活を送っているウェス・スティンソンさんで、製材や木工、農作業など、自然と共に暮らすライフスタイルを発信しています。
●ゴミ同然の木製のダイニングセット
2021年12月、ウェスさんは車で自宅に戻る際に、壊れて汚れている椅子とテーブルのダイニングセットが道端に置かれていることに気づきました。
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ダイニングセットには「FREE(無料)」と張り紙があり、元の持ち主にとってはほとんどゴミ同然だったよう。ウェスさんは、「まだ使える」と判断し、引き返して作業場に持ち帰ることにします。
●ダイニングセットの修復
それから数年が経った2024年10月、ウェスさんは作業場に保管していたダイニングセットを修復します。
ダイニングセットはホコリをかぶり、シミが浮いている箇所も。なかには、座面が割れて座ることすらできないイスもありました。
ウェスさんはまずイスの汚れを丁寧に拭き取り、割れた座面には木工用の接着剤を使って修復。ネジも一つ一つ締め直し、しっかりとよみがえらせました。
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●伸張式テーブルの修復
次は、テーブルの修復に取りかかります。天板を引き出して広げられる伸張式のテーブルで脚の部分にはライオンの足を模した装飾が施されており、高級感も感じられます。
ウェスさんは、表面の汚れやシミを取り除いたあと、紙やすりや電動サンダーで木肌を滑らかに整えていきます。
このあと木製家具用のシミや傷などの補修剤を全体に塗り、テーブルがスムーズに伸張するように歯車にオイルを塗ると、重厚感のあるビンテージ風の素敵なダイニングテーブルによみがえりました。
見違えるように生まれ変わったダイニングセットを目にした人たちからは「信じられない」「美しさが蘇った」「テーブルと椅子の価値が高まった」「まるで新しい命を吹き込まれたようですね」「本当に素晴らしい」といった感嘆の声が寄せられています。
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●ゴミが家族の宝物に
ウェスさんが修復したダイニングテーブルを息子に披露すると、息子はうれしそうにイスに座り、どこか誇らしげな様子で「パパが直してくれたんだ!」と話していました。実はこのダイニングテーブルセットは椅子が6脚あったそうですが、2脚は修復するための部品がなかったため、4脚だけ修復したとのこと。しかしウェスさんは、「4人家族なので4脚で十分」だと話しており、ゴミ同然だったダイニングセットは家族の団欒を素敵なものにする宝物になったようです。
ウェスさんのYouTubeチャンネルには他にも、古い小屋を自宅へとDIYリフォームしたビフォーアフター動画や、手作りでベッドフレームを作る動画などが投稿されています。
画像はYouTubeチャンネル「Fall Line Ridge」から
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