赤沢亮正経済再生担当相=3日、首相公邸前 参議院の議院運営委員会理事会は21日、赤沢亮正経済再生担当相が23日から3日間の日程で訪米することを了承した。トランプ米政権の関税措置見直しを巡る3回目の日米閣僚級による関税交渉に、日本時間24日にも臨む見通し。自動車関税などの取り扱いで日米の立場に隔たりがある中、首脳間での合意実現に向け、具体的な進展が見られるかが焦点となる。
関係者によると、米側ではベセント財務長官が参加できず、米通商代表部(USTR)のグリア代表らとの協議となる可能性がある。その場合、ベセント氏との交渉を別日程で調整することも視野に入れている。
閣僚級交渉に先立ち、外務省などの幹部は米ワシントンを訪問し、現地時間19日から事務レベル協議を実施。事前にテーマの絞り込みなどを進めたとみられる。