「SLAM DUNK」デジタル版が遂に配信へ　作者・井上雄彦が明かす原作秘話も

　バスケ漫画の金字塔「SLAM DUNK」のデジタル版配信が決定。5月22日、作者・井上雄彦さんが自身のSNSで明らかにしました。配信日は6月2日になるとのこと。

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　「SLAM DUNK」は、1990年から1996年まで週刊少年ジャンプで連載されたバスケットボール漫画。主人公・桜木花道を中心に展開する、高校バスケで全国制覇を目指すストーリーが読者の支持を集め、2022年には劇場アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」も公開され話題になりました。

　そんな大人気作品にもかかわらず、同作は意外にもこれまで電子書籍化されておらず、読むにはコミックスを手に取るしかありませんでした。その理由については明らかにされていませんが、多くのファンが待ち望んでいたことは明らかでしょう。

　今回のデジタル版配信に際し、井上氏は描き下ろしイラストを投稿。桜木花道と不良仲間たち、いわゆる「桜木軍団」がピンク時に鉛筆でラフに描かれたかたちですが、あの頃の変わらぬ圧倒的な存在感を放っています。

　投稿文には「余談ですが」と前置きしたうえで、「原稿はB4サイズのケント紙に描いていて、2ページにまたがるいわゆる見開きの場合は、2倍サイズのB3の紙を横にして描いてました。連載当時は紙の本しかなく見開き2ページ単位でコマ割りしていたので、大きめのタブレット端末で見開きの状態にすると原稿に1番近く、読みやすいかもしれません」と、原作秘話を明かした井上氏。

　続けて「本の綴じ込んであるところ、いわゆるノドの開きにくいところも今回しっかり見ていただけるのも良い点です」と、コメント。翔陽高校戦で花道が相手を吹き飛ばしてダンクを決めたシーンや、原作ラストで描かれた花道と流川のタッチのシーンなど迫力の作画を余すところなく楽しめることでしょう。

　なお、配信日は6月2日と発表されましたが、配信先については記事執筆時点では明らかになっていません。今後の続報にも注目が集まりそうです。

＜参考・引用＞
井上雄彦 Inoue Takehiko（@inouetake）

（山口弘剛）

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025052205.html