レアル・マドリードから関心が寄せられているE・フェルナンデス [写真]=Getty Images チェルシーはアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスを売却するつもりはないようだ。21日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
現在24歳のE・フェルナンデスはFIFAワールドカップカタール2022で36年ぶり3度目となるアルゼンチン代表の優勝に貢献し、大会最優秀若手選手賞に選出。この活躍もあって、2023年1月にベンフィカからチェルシーに完全移籍で加入した。移籍金が当時の英国史上最高額の1億2100万ユーロ(約196億円)だったことに加え、8年半契約を締結したことも話題を呼んだ。
そんなE・フェルナンデスはチェルシーとの現行契約が2032年6月30日までとなっているが、カルロ・アンチェロッティ監督の後任としてレアル・マドリードの監督に就任するシャビ・アロンソ監督は中盤の強化を望んでおり、同胞のMFアレクシス・マック・アリスター(リヴァプール)やスウェーデン代表MFヒューゴ・ラーション(フランクフルト)らとともに獲得候補にリストアップされているという。
そして先日から一部の報道ではレアル・マドリードが、本格的にE・フェルナンデス獲得に向けて動き始めたとも報じられており、今後の動向には注目が集まっている。
しかし、今回の報道によると、チェルシーはE・フェルナンデスは売却を考えておらず、同選手自身もチェルシーに不満を抱いていないことから、移籍が実現する可能性は限りなく低い模様だ。
なお、レアル・マドリードがE・フェルナンデスを獲得するためには少なくともチェルシーが同選手を獲得した際の移籍金を上回る金額を提示する必要がありそうだが、それだけの金額を提示できるかも疑問視されており、チェルシーとしては同選手が残留することに自信を持っていることが伝えられている。