オークス2025に出走予定のエンブロイダリー(c)netkeiba 今年のオークス(3歳牝・GI・芝2400m)は5月25日に行われる。これまで同日のオークスは97年、03年、08年、14年の4回行われているがその傾向とは。人気と枠をキーワードに探ってみた。
まずは人気別の成績だ。実に4回中3回で2番人気が勝利。14年のオークスで2番人気のヌーヴォレコルトが1番人気のハープスターを封じたシーンは記憶に新しい。一方で1番人気は【0-1-0-3】と不振となっている。
続いては枠順だが、5枠が【1-2-1-4】の好成績だ。回収率は単複ともに100%を超えている。また、全体的に外目の枠の好走が目立つ。
今年は5枠にエンブロイダリーとタイセイプランセスが入った。前者は言わずと知れた桜花賞馬。当時の鞍上であるモレイラ騎手は騎乗できないが、ルメール騎手を確保できたのは大きい。2400mへの距離延長がカギだが、折り合いに成長がみられるので、難なくこなす可能性大。また、アルマヴェローチェと人気を二分しそうなので、仮に2番人気なら堅い軸馬といえるかも。史上18頭目の牝馬二冠を期待したい。
一方の後者はフローラSで18番人気ながら3着に健闘。しかも直線でスムーズさを欠くシーンがあってのものだから、内容は高く評価できる。オークスには抽選を突破しての出走。今回も人気薄必至だが、末脚を生かせる流れになれば出番があっていいだろう。