ドラマ『しあわせな結婚』で夫婦役を演じる(左から)阿部サダヲ、松たか子(C)テレビ朝日 俳優の阿部サダヲが主演を務め、松たか子が共演するテレビ朝日系7月期木曜ドラマ『しあわせな結婚』(後9:00)がこのほど、クランクインを迎えた。
【写真】ガッツポーズ!これからの撮影に気合が入る阿部サダヲ&松たか子 大石静氏がNHK大河ドラマ『光る君へ』以来初の連続ドラマを手掛けた本作は、夫婦の愛を問う令和のホームドラマ。松と阿部は、SPドラマ『スイッチ』(2020年)をはじめ、映画や舞台で何度も共演。映画『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』(2015年)以来、10年ぶりとなる夫婦役で“マリッジ・サスペンス”という新境地に挑む。
人気弁護士・原田幸太郎(阿部)と妻・ネルラ(松)が“運命の出会い”を果たす重要なシーンの撮影からスタートした。2人は、討論番組の出演中に突然倒れ、緊急搬送された幸太郎が入院する病院のエレベーターの中で初めて出会う。
撮影を終えた2人を直撃すると、「最初に目が合う瞬間の撮影では、怖さも感じたし、美しさも感じたし、幸太郎がネルラに惹かれる感じが出ているんじゃないかなと。“そう来たか!”という表情で、松さんってやっぱりすごいなと思いました」(阿部)、「人からどう見えるのかはわからないんですが、少なくともこの2人にとっては、とってもロマンチックな出会いで。阿部さんの目を見たら自然にそう思えた、不思議だけどすてきな初日になりました」(松)と、互いに“目の芝居”を大絶賛した。
実際のエレベーターを使って撮影を行ったため、扉が開いたり閉まったりするタイミングも考慮しながら演技をしなければならないという同シーンについて、阿部が「松さんは、お芝居しながらタイミングを合わせてエレベーターの操作も自分でやっていたんです。開、閉、延長ってボタンを押しながら、あの顔ができるんだ!という驚きでいっぱいでした(笑)」と、裏話も披露した。
また、待ち時間にはインタビュー動画やポッドキャストで公開されている雰囲気そのままに、楽しそうにおしゃべりするなど、何度も共演している2人だからこその仲むつまじい空気感がただよっていた。
【コメント】
■阿部サダヲ(原田幸太郎役)
いよいよ撮影が始まりましたが、すごく面白いです。エレベーターの中で、ネルラと最初に目が合う瞬間の撮影では、怖さも感じたし、美しさも感じたし、幸太郎がネルラに惹かれる感じがすごく出ているんじゃないかな、と。“そう来たか!”という表情を見て、松さんってやっぱりすごいなと思いました。
しかも松さんは、お芝居しながら、タイミングを合わせてエレベーターの操作も自分でやっていたんですよ。開、閉、延長ってボタンを押しながら、あの顔ができるんだ!という驚きでいっぱいでした(笑)。これから本格的に増えていく松さんとのお芝居がますます楽しみになりました。あと、松さんとも話していたんですが、やっぱり家族のシーンが楽しみ!マリッジ・サスペンスだけどコメディー要素もある。むしろコメディー要素があった方が面白くなりそうな人たちが集まっているので、撮影が待ち遠しいです。
そして、幸太郎は弁護士だけでなく、いろいろなことをやっているので、目まぐるしいです(笑)。この前、ワイドショーに出演しているシーンの撮影をしたんですが、どのカメラで撮ってもらっているのかがわからなくて、とても緊張しました。しかもなぜか急に、そのシーンの分量が増えたんです!ワイドショーの画面もリアルで面白かったので、ぜひどうなっているのか放送で確認していただきたいです。
まだ撮影は始まったばかりなんですが、面白そうですよ(笑)。“いよいよ始まったな”という感じで、これからの撮影がますます楽しみになってきましたので、皆さんも期待していてください。
■松たか子(鈴木ネルラ役)
実際に撮影現場に来て、阿部さんとお芝居をしてみたら、すごく突然でユニークな出会い方なんですが、幸太郎とネルラの出会いは素敵なものだったんだなと感じました。人からどう見えるのかはわからないんですが、少なくともこの2人にとっては、とってもロマンチックで。阿部さんの目を見たら自然にそう思えたので、まさに運命の出会いというか、不思議だけど素敵な感じがする初日になりました。
ネルラは難しい役だとは思うんですが、大石さんが書かれた人物ですし、ネルラという難しいキャラクターと向き合ってくれる幸太郎さんがいるので、きっとやり方はあるはずだと信じています。大石さんという、いろんなお話を書かれて、数多くのキャラクターを生み出してこられた方が“チャレンジ”とおっしゃる役でご一緒できることをとても幸せに感じていますし、これからの撮影もすごく楽しみです。
この作品は、私ですら想像しきれないような展開が起きるので、いい意味で皆さんの期待を裏切るお話になるんじゃないかなと思っています。“すごく期待をしている”というような声も届いてきているんですが、プレッシャーを感じてしまうので、そこまで期待しすぎないでいただいて(笑)。と言いつつ、私たちも楽しくなりそうだなと感じるスタートが切れて、ホッとしました。