障害オープンに出走予定のヒートオンビート(今年1月撮影、ユーザー提供:こむぎさん) 23年の目黒記念を制したヒートオンビート(セ8、美浦・青木孝文厩舎)が、土曜新潟1Rの障害オープン(4歳上・3290m)で障害オープン初勝利を狙う。
ヒートオンビートは父キングカメハメハ、母マルセリーナ、母の父ディープインパクトの血統。母は11年の桜花賞馬。叔父のグランデッツァは12年のスプリングSなど、半兄のラストドラフトは19年の京成杯を制している。
ここまで32戦6勝。平地の重賞では惜敗が続いていたが、23年の目黒記念で11回目のチャレンジにして初制覇を果たした。しかし、その後は勝利に手が届かず。昨年の宝塚記念で12着に敗れた後、当時所属していた友道康夫厩舎から青木厩舎に転厩。さらにジャンパーに転向した。そして約7カ月ぶりの実戦、かつ障害デビュー戦となった前々走を1番人気に応えて快勝。実に1年8カ月ぶりとなる6勝目を手にしている。前走は落馬で競走中止となったため、ここは仕切り直しの一戦だ。
鞍上は引き続きジャンプの名手・石神深一騎手。今後の重賞戦線に弾みがつくような走りを期待したい。