【ジャンプ】高梨沙羅が練習公開 昨季W杯表彰台なしと苦闘も来年ミラノ五輪へ「結果で恩返し」

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2025年05月23日 14:40  日刊スポーツ

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公開練習でジャンプ台を見上げる高梨(撮影・黒川智章)

ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(28=クラレ)が23日、札幌市内で練習を公開した。


荒井山シャンツェのミディアムヒル(ヒルサイズ=HS59メートル)で5本飛んだ。「メインとしてテレマークを意識しながらトレーニングをしている。入らないこともありながら、確率はどんどん上がってきている。順調と言えるかどうかわからないけど、日に日にテレマークの精度が上がってきている」と充実した表情を浮かべた。


昨季から重点的に取り組む着地の時のテレマーク姿勢。この日は光明が見えた。同じジャンプ台で練習していた男子の藤田慎之介(24=Farm Fujita)からの助言を実践。「しんちゃん」と呼ぶ後輩に、頭が下がらない方法を相談した。「後頭部の方でつり上げるような感じでテレマークを入れる」とアドバイスを受け、「やってみたら、うまくいったので、藤田先生に感謝です。いいきっかけをつかめる一歩になったかなと思う」と喜んだ。


オリンピック(五輪)プレシーズンだった昨季はワールドカップ(W杯)は個人最高4位で、13季連続で立っていた表彰台には届かなかった。世界選手権は個人ノーマルヒル14位、ラージヒル12位、団体と混合団体ともに5位だった。今季は26年ミラノ・コルティナ五輪シーズン。「夏場のうちにしっかりテレマークを試合で入れられるようになりたい。4年間をかけて、こうして積み上げてきている。今年が本番の年。たくさんの方に支えていただきながら過ごしてきた中で、最後は結果で恩返しができるように頑張っていきたい」と誓った。


今後は8月開幕のサマーグランプリ(GP)参戦に向けて国内外で調整する。【保坂果那】

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