【平安S予想】前走でダート重賞や長距離戦を経験している馬が有利!? 下級条件から参戦した馬が苦戦する理由とは

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2025年05月23日 18:15  netkeiba

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平安Sに出走予定のジンセイ(c)netkeiba
 今週の土曜日は、京都競馬場で平安ステークス(GIII・ダート1900m)が行われます。

 13年以降の京都ダート1900mで開催された平安S(計10レース)では、前走で重賞に出走していた馬が8勝2着9回3着7回と良績を残しています。その中でも前走2着以内の馬が7勝2着4回3着2回と優秀な成績となっています。

 データ対象の平安SはすべてGIIIに格付けされています。前走で同格以上のレースに出走し、2着以内と堅実な走りを見せていた馬は格負けしないことが担保されています。また、重賞で好走しているのは能力の高さの証明でもありますから、そのような馬が順当に力を出し切っていると考えられます。

 一方、前走がオープン特別だった馬は2勝2着1回3着3回。馬券に絡んだのは前走で2000m以上の距離に使われていた馬だけとなっています。データ対象の平安Sは1900mで行われていますので、好走するためには豊富なスタミナも重要となります。前走が格下のレースだったとしても、長い距離に出走しスタミナ強化を図っているような馬には注意が必要と言えるのではないでしょうか。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走3勝クラス
[0-0-0-16]複勝率0%
該当馬:ジンセイ
※特に言及のない限り、データは13年以降の京都ダート1900mで開催された平安S(計10レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるジンセイが該当しました。

 データ対象の平安Sでは前走で3勝クラスに出走していた馬には好走例がありませんでした。3勝クラスとGIIIに格付けされている平安Sではメンバーレベルに大きな差があります。前走で3勝クラスに出走していた馬はレースレベルの高さに戸惑い、本来の力を出し切れないままレースが終わってしまうのではないでしょうか。

 該当馬に挙げたジンセイは前走で3勝クラスを勝ち上がっての参戦となります。これまでダートでは3戦2勝2着1回と連対を外していませんが、すべて下級条件での結果。ダート重賞への出走は今回が初めてとなります。

 また、これまでのダート3戦はいずれもスローペースやミドルペースとなっており、ハイペースの競馬は経験していません。今回は先行勢が揃っており、テンからタフな流れになることが想定されます。これまでに経験のないペースでの競馬になって、追走に苦労することも十分に考えられます。

 データ対象の平安Sの傾向を踏まえれば、やはり重賞でのレース経験が豊富な馬を中心視したいところ。ジンセイは人気で配当妙味も薄いですし、多少なりとも割り引いて考える必要があるのではないでしょうか。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。

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