上映トラブルを受付に報告した天海祐希 (C)ORICON NewS inc. 俳優の天海祐希(57)と前田哲監督が23日、東京・丸の内TOEIで行われた映画『老後の資金がありません!』上映前舞台あいさつに登壇。プライベートで今作を鑑賞した際の思い出を明かした。
【動画】天海祐希、氷川きよしと“お忍び鑑賞中”にまさかのトラブル発生「大変なことになってます!」 天海は上映当時、丸の内TOEIにて、若村麻由美と氷川きよしとともに今作を観劇したという。「一番後ろだったので、スルスルっと入って」と、周囲に気付かれることはなかったと振り返った。
しかし、上映トラブルがあったそう。「音が変だったのかな。ちょっとトラブルがあったんです。それに3人が気づいて『私が言ってくる!』と席を立って、受付の人に言いに行きました」と告白。「『私の映画がこれはいけない』って。クレームじゃないですよ、お知らせです」と念を押した天海は、「係の人がすぐに来て、最初から(再上映)になりました」と事なきを得たと明かした。
本作は、2011年に刊行された垣谷美雨の同名小説(中公文庫)が原作。天海が演じる、どこにでもいる普通の主婦が、親の葬式、子どもの派手婚、夫の失職、セレブ姑との同居…あらゆるお金の災難が立て続けに襲ってくる中、悩みもがき奮闘しながらも逆境に立ち向かうストーリー。
もともとの公開日は、20年9月18日を予定していたが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、約1年延期となり、21年10月30日に公開。コロナ禍ながら、興行収入12.4億円という大ヒットを記録した。
1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」は、東映本社の入る東映会館の再開発に伴い、7月27日に閉館する。約65年という長い歴史のグランドフィナーレを彩る「さよなら丸の内TOEI」プロジェクトでは、劇場へかかわるすべての人への感謝と、映画館で映画を観ることの大切さを改めて訴求する。5月9日から7月27日の80日間にわたって、数々の傑作特集上映に加え、劇場を活用した各種イベントも実施する。
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