1970年に発売されたボブ・ディラン(Bob Dylan)の「The Great White Wonder」をきっかけに、ブートレグのLPレコードがアメリカの著作権法の抜け穴を突いて合法的に生産されるようになった。ブートレグのジャケットのアートワークでは、人気ロックバンドへのオマージュや風刺が描かれる独自のカルチャーが生まれ、その後1970年代後半にはクラッシュ(Clash)やセックス・ピストルズ(SEX PISTOLS)などのバンドがメジャーデビューする前にブートレグLPが流通するほどの盛り上がりを見せていた。
同展は、ニューヨークのサブカルチャー専門ギャラリー「Boo-Hooray」が所蔵する、創造的で奔放なアートワークで彩られたブートレグLPレコードのコレクションを展示。また、展覧会を記念したTシャツ(1万7600円)を、ヒステリックグラマー全店と公式オンラインストアで販売する。