
2023年に日曜劇場枠で放送され、話題を集めたドラマ『VIVNAT』(TBS系)。このたび、続編の制作が決定したとの報道があった。放送は2026年の7月クールを予定しているという。
「大赤字です」驚きの裏事情
最終回は世帯平均視聴率19.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、かなりの人気を博した同作。最終回放送前には特別番組が組まれるほどの盛り上がりを見せた。豪華キャスト陣たちの共演はさることながら、謎や伏線がちりばめられた展開にネット上でもストーリーの考察をする人が相次ぎ、大きな話題になっていた。
「報道によると、続編ドラマの後には映画公開も控えているそうです。続編でも大規模な海外ロケが予定されており、前回同様、スケールの大きな展開が期待されます。堺雅人さんをはじめ、阿部寛さんや二階堂ふみさんなどの主要キャラクターは続投されるようなので、作品のファンにとっては待ち遠しい日が続きそうですね」(テレビ誌ライター)
そんな『VIVNAT』だが、実は2024年2月におこなわれた『第14回ロケーションジャパン大賞』で同作が準グランプリを受賞した際に、福澤克雄監督は《続編がありそうな感じですが、続編は決まってませんし、僕には決められないんです》と発言。続けて、《なぜかと言うと大赤字です》と、驚きの理由も明かしていた。
「1話当たり1億円と言われるほどの莫大な制作費をかけただけに、赤字を取り戻すのはそうとう大変なようです。SNSには《配信で稼いだのかな?》という声もありましたが、2024年2月17日の『デイリー新潮』では、Netflixの配信でも苦戦していたことが明かされています。190以上の国と地域で配信されましたが、あまり稼げなかったようです」(芸能ライター)
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TBSのドラマ作りにかける情熱
今回の発表に対して、SNS上では《続編うれしい!》《来年の楽しみができたよ》など期待の声が上がる一方で、
《ドラマが赤字って聞いたけど大丈夫なの?》
《続編を作るってことはどうにかして回収できたのかな》
《赤字でも続編と映画作れるなら凄いわ》
など、金銭面について心配する声が出ている。
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制作費が赤字であったことに注目が集まっているが、監督は2023年12月の『ENCOUNT』のインタビューで、TBSのドラマ作りにかける情熱を語っていた。《TBSドラマ部の社員で作ることで、ノウハウの伝承ができました。制作会社に任せると予算管理が非常にやりやすいが、これだけだと局内でのドラマ制作のノウハウ伝承はストップしてしまいます》とコメント。そして、《赤字になっても局内で作り続けてきたからこそ、今になって『VIVANT』というドラマの制作に生きてきた》と答えている。
そんなTBSのドラマ制作に対する熱意が、今回の『VIVANT』続編制作につながったのかもしれない。これから続々と明かされるであろう、新キャストやストーリーなどの続報からも目が離せない!