
防水透湿素材「ゴアテックス」を使ったアイテムは、突然の雨や風、汗によるムレなどを解消してくれます。
今回は、元アウトドア店員の筆者が実際に使って良かったと感じた「ゴアテックスのアイテム」を3つ紹介します。
●スカルパ ZGトレックGTX
スカルパの「ZG トレック GTX」は、筆者が登山を始めて以来5年以上にわたり愛用している、ゴアテックス採用のトレッキングシューズです。
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機能性はもちろん、肌なじみの良いカラーのスエードも気に入っており、日帰りの低山や2泊3日の縦走などで活躍しています。
耐水性に優れたスエードのアッパーに加え、ソールは耐久性が高く滑りにくいビブラム社製のものを採用。ゴアテックスのライニングが足をしっかりドライに保ってくれるため、急な天候変化やぬかるみでも安心です。
通年使える汎用性の高さに加え、EU規格の細かいサイズ展開により、日本ブランドのシューズが合いにくい人でもフィットしやすいのもうれしいポイント。やや細身の設計のため、試着をしたうえで購入するのがおすすめです。ECサイトでは4万円前後から販売されています。
●ザ・ノース・フェイス ゴアテックスキャップ
登山中、小雨が降ってきたけれどレインウェアを着るほどではない。そんな微妙な天候のときに活躍してくれるのが、ザ・ノース・フェイスの「ゴアテックスキャップ」です。
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筆者は山歩きのたびに携行しており、頭部がぬれにくくなることで、体感的にもかなり快適に過ごせています。
約13mm幅のシームシーリング加工によって高い防水性を実現し、雨に打たれても形が崩れにくいのが特徴。さらに長さのあるカーブしたツバが顔まわりをしっかりカバーしてくれるため、雨だけでなく日差し対策にも活躍します。
コットンのような柔らかい風合いで、登山ウェアだけでなく街中のカジュアルコーデにもなじむデザイン。トレッキングや野外イベント、サイクリング、日常使いまで幅広く対応できるキャップです。ECサイトでは6000円前後から販売されています。
●モンベル GORE-TEX レインパンツ
突然の雨や風をともなう山行で、筆者が長年頼りにしてきたのが、モンベルのゴアテックス製レインパンツ「ストームクルーザー」です。
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現在はモンベルのレインウェアシリーズが再編成され、同等のスペックを備えた最新モデルとして「GORE-TEX レインパンツ」が展開されています。
高い防水透湿性を備えていながらも、重さが170g前後と軽量なのも魅力の1つ。裾にはサイドジッパーが付いていて、登山靴を履いたままでも着脱しやすい仕様です。
また、トレッキングパンツの上から重ねてももたつかないシルエットで、歩行時のストレスを軽減。ショート・ロングの丈違いモデルもあるため、自分に合ったサイズ感で選べるのもうれしいポイントです。
筆者は、無雪期の雨天登山はもちろん、冬〜春先の軽いスノートレッキングまで幅広く愛用しています。現行モデルの「GORE-TEX レインパンツ」は、公式サイトで2万500円(税込み)で販売中です。