
フジテレビがあの伝説のドラマ『101回目のプロポーズ』の続編を作ることが報じられた。しかしネットでは、過去の名作に頼るリメイク路線への批判が止まらない。
伝説ドラマのリメイクが話題
「1991年の月9枠で放映された『101回目のプロポーズ』は武田鉄矢さん、浅野温子さんの2人が織りなす異色の恋愛ドラマとして大ヒットしました。『102回目のプロポーズ』という仮タイトルで、フジテレビの動画配信サービスFODの作品として帰って来るそうで、今秋にもクランクインする予定だといいます。
主人公にキャスティングされたのは、武田さんのモノマネで知られるお笑いコンビ・霜降り明星のせいやさん。一方、ヒロインは『極悪女王』(Netflix)で再ブレイクを果たした唐田えりかさんに内定したそうです」(芸能プロ関係者)
だが、大ヒット作の約35年ぶりの報告にネット上では、
《新しいドラマができへんからて昔の名作をいじらないでくれ、、、》
《呆れるしかないわ。 もう新しいものを作る力無いのね。》
《オリジナルで勝負しないと》
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といった厳しい声が相次いでいる。フジテレビのリメイク企画はここ最近顕著だ。
「昨年10月から、大ヒットドラマ『踊る大捜査線』のスピンオフとして、柳葉敏郎さん演じる室井慎次を主人公にした『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』の2作品が連続公開されました。続けて昨年12月には、もともと同作の主演だった織田裕二さんによる新作映画『踊る大捜査線 N.E.W.』の制作決定が発表され、来年2026年公開だそうです」(民放キー局関係者)
迷走するフジテレビドラマ
織田が劇中で演じていた刑事・青島俊作は現在57歳と還暦間近。かつて名コンビを組んでいた、いかりや長介演じるベテラン・和久平八郎と年齢がほとんど変わらず、その高齢化が見て取れる。
さらに前出の民放キー局関係者が指摘したのは、『最後から二番目の恋』シリーズだという。
「小泉今日子さんと中井貴一さんがW主演を務める同シリーズは、2012年に第1作、2014年に続編、そして今年4月から『続・続・最後から二番目の恋』が放送中です。もともと『大人の恋愛』をテーマにした作品でしたが、現在はシニアの恋愛と言ったほうが適切な年齢になっていますね」
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テレビ業界では「過去の成功作品に頼るのではなく、新たなオリジナル作品で勝負すべき」との声が根強い。
「視聴率低迷に悩むフジテレビが安全策を取りたい気持ちは理解できますが、クリエイターの新しい才能を発掘し、オリジナル作品を生み出すのがテレビ局の使命です。リメイクばかりでは業界全体の創造性が失われてしまいかねません」(前出・芸能プロ関係者)
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