菅野美穂×赤楚衛二『近畿地方のある場所について』狂気の怪演に衝撃 椎名林檎がすべての謎を“白日のもと”に

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2025年06月10日 07:14  ORICON NEWS

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菅野美穂、赤楚衛二がW主演、映画『近畿地方のある場所について』(8月8日公開)(C)2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
 俳優の菅野美穂、赤楚衛二らが出演する映画『近畿地方のある場所について』(8月8日公開)の本予告映像が解禁された。怪現象、行方不明、未解決事件の数々がひとつの“場所”に収束していく、未体験の“場所ミステリー”。今回の映像では、その“恐るべき場所”の一端と、物語の核心に迫る衝撃の展開が明かされている。

【動画】菅野美穂、狂気の怪演に衝撃『近畿地方のある場所について』本予告

 予告の冒頭で語られるのは、行方不明となったオカルト雑誌編集者の調査記録。彼が追っていたのは、幼女失踪事件や中学生の集団ヒステリー、心霊スポットでの配信騒動など、過去に発生した数々の怪現象や未解決事件だった。やがて編集部員の小沢(赤楚)と記者の千紘(菅野)は、調査の末にそれらが“近畿地方のある場所”につながっていることを知る。

 映像では、徐々に迫り来る恐怖の気配とともに、千紘がハンドルを握りしめてほえる場面や、祠(ほこら)の前で力なく佇む様子など、極限状態の姿が映し出される。ラストに登場する「赤い服の女」の正体も気になるポイントだ。

 本予告の解禁とともに、主題歌が椎名林檎による書き下ろし楽曲「白日のもと」であることが明らかになった。映像内でもその一部が使用されており、物語の緊張感を高める。椎名は「今回はおどろおどろしさではなく、この物語に向き合いました」とコメントしており、作品のテーマに深く寄り添った内容となっている。

 主題歌について菅野は、「私が演じた千紘というキャラクターの心情にとことん寄り添って作ってくださった曲で、感謝しかありません。音楽が流れた瞬間、すべての感情が腑に落ちるような感覚がありました」と感慨を語る。赤楚も「映画の世界観を深く包み込むような音楽で、余韻に浸れるエンドロールになると非常に楽しみです。作品と観客の心をつなぐ“出口”としてふさわしい楽曲だと思います」と絶賛している。

 さらに、白石晃士監督は「物悲しさの中からやがて力強い美しさが立ち昇るこの曲からは、まるで映画のもう一つの世界が見えてくるようで、ただただ沁みます。椎名さんの音楽が入ることで、作品全体の次元が引き上げられたように感じています」と、主題歌「白日のもと」がもたらす圧倒的な存在感を称賛した。

 さらに公開されたポスタービジュアルには、「私の友人が行方不明になりました。情報をお持ちの方はご連絡ください。」との不穏なコピーとともに、多数の顔写真が並ぶ。その中には、菅野と赤楚の姿もあり、観る者に不穏な予感を与える。

 “決して見つけてはならない場所”に導かれた先に、何が待ち受けているのか。劇場公開に先駆けて、怪作の全貌に迫る本予告が、私たちを“その場所”へと誘う。


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