連覇を狙ったドリームジャーニーも4番人気では勝利ならず(c)netkeiba 宝塚記念には意外過ぎるジンクスがある。実は84年のグレード制導入以降、4番人気が一度も勝ったことがないのだ。
細かく見ていこう。今年で66回目を迎える春のグランプリだが、4番人気の勝利は66年のエイトクラウン、67年のタイヨウ、73年のハマノパレードの3頭のみ。74年から目下51連敗中なのだ。その間の成績は【0-2-9-40】で、最高着順は96年のサンデーブランチ、02年のツルマルボーイの2着。タップダンスシチーやダイワメジャー、ドリームジャーニーやエイシンフラッシュといった錚々たるメンツが敗れているので、かなり相性が悪いと言わざるを得ない。
今年はどの馬が4番人気に推されるのか、現時点では何とも言えないが、傑出馬不在のメンバー構成なので、例年よりチャンス大といえるかも。「52年ぶりに4番人気の戴冠なるか」という視点でも、注目したい一戦となる。
【各GIの直近の4番人気V】※84年のグレード制導入以降、GI昇格後のみ
フェブラリーS:ノンコノユメ(2018年)
高松宮記念:エアロヴェロシティ(2015年)
大阪杯:レイパパレ(2021年)
桜花賞:プリモディーネ(1999年)
中山グランドジャンプ:アップトゥデイト(2015年)
皐月賞:ゴールドシップ(2012年)
天皇賞(春):フェノーメノ(2014年)
NHKマイルC:ダノンスコーピオン(2022年)
ヴィクトリアマイル:ソングライン(2023年)
オークス:カムニャック(2025年)
日本ダービー:タスティエーラ(2023年)
安田記念:ソングライン(2023年)
宝塚記念:なし
スプリンターズS:トロットスター(2010年)
秋華賞:アカイトリノムスメ(2021年)
菊花賞:ドゥレッツァ(2023年)
天皇賞(秋):ダイワメジャー(2006年)
エリザベス女王杯:ジェラルディーナ(2022年)
マイルチャンピオンシップ:ソウルラッシュ(2024年)
ジャパンC:エピファネイア(2014年)
チャンピオンズC:チュウワウィザード(2020年)
阪神ジュベナイルF:レシステンシア(2019年)
朝日杯フューチュリティS:アジアエクスプレス(2013年)
中山大障害:ニシノデイジー(2024年)
ホープフルS:なし
有馬記念:ジェンティルドンナ(2014年)