トッテナムの新指揮官に就任したフランク監督 [写真]=Getty Images トッテナムは12日、ブレントフォードからトーマス・フランク監督を招へいしたことを発表した。
2024−25シーズンをアンジェ・ポステコグルー体制2年目で迎えたトッテナムは、ヨーロッパリーグ(EL)で優勝し、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手に入れたものの、プレミアリーグでは11勝5分け22敗の17位に終わったことから、今月6日にクラブ17年ぶりとなる主要タイトル獲得に導いたポステコグルー監督の解任を発表していた。
後任の招へいに動いていたトッテナムはフランク監督と2028年6月30日までとなる3年契約を締結。なお、イギリスメディア『talkSPORT』によると、2027年6月30日までとなっていたフランク監督のブレントフォードとの契約を解除するために、トッテナムは1000万ポンド(約19億円)を支払ったという。これはトッテナム史上最高額になったほか、プレミアリーグ全体でも歴代3位タイとなる監督の移籍金になったという。
現在51歳のフランク監督は、世代別のデンマーク代表監督やブレンビーでの指揮を経て、2016年12月にブレントフォードのアシスタントコーチに就任。2018年10月にディーン・スミス前監督の後任としてトップチームの指揮官に昇格した。
2020−21シーズンにチャンピオンシップ(2部)の昇格プレーオフを制し、クラブを初のプレミアリーグ昇格に導くと、2024−25シーズンは10位で終えるなど、4シーズン連続でプレミアリーグ残留を果たしていた。
また、トッテナムはフランク監督の招へいとともに、ブレントフォードからジャスティン・コクラン氏(ファーストチームアシスタントコーチ)、クリス・ハスラム氏(パフォーマンス責任者兼ファーストチームアシスタントコーチ)、ジョー・ニュートン氏(ファーストチームコーチアナリスト)が、マンチェスター・ユナイテッドからはアンドレアス・ゲオルグソン氏(ファーストチームアシスタントコーチ)が加わることを明らかにしている。
なお、『talkSPORT』によるプレミアリーグにおける監督の移籍金ランキングは以下の通り。
1位 グレアム・ポッター/チェルシー/2150万ポンド(約42億円)
2位 アンドレ・ビラス・ボアス/チェルシー/1330万ポンド(約26億円)
3位 トーマス・フランク/トッテナム/1000万ポンド(約19億円)
3位 エンツォ・マレスカ/チェルシー/1000万ポンド(約19億円)
5位 アルネ・スロット/リヴァプール/940万ポンド(約18億円)