写真 元日本代表MF本田圭佑が13日、自身が取締役/CVO(最高ビジョナリー責任者)として参画する次世代スポーツブランド「mgh(エムジーエイチ)」のローンチ記者発表会に登壇。この日、39歳の誕生日を迎えた本田が選手としての今後についても言及した。
“挑戦”を続ける男が選んだ新たな舞台は「スポーツアパレル」。本田は「今のスポーツに感じる課題があった」と語り、最大の懸念は「年々高くなっている値段」と指摘。自身が創業に関わった「mgh」が目指すのは、「カッコよくて、リーズナブル」だと述べ、トップブランドにも引けを取らない機能性と安価な価格帯の両立を目指すことで、運動を始める「ハードルを低くしたい」と繰り返した。
今回発表した新ブランドのコンセプトは“UNLOCK YOURSELF”。自分の殻を破るという意味が込められているが、30代最後の年を迎えた本田は「1年1年が勝負」と述べ、選手として殻を破りたいと思うことを問われると、「アスリートとして僕の年齢に突入していくると、怪我が最大の敵になる」と主張。「ものすごく地味で、基礎的な反復トレーニングだったりするけれど、そこに対する挑戦がサッカー選手としての大きなチャレンジなる」との考えを示した。
その上で、「体が持つ限りはプレーを続けたい。シーズンを通してというわけではないですけど、必要とされたクラブで条件が合意できればできるだけ長くプレーし続けたい」とコメント。2024年10月にブータン1部のパロFCでプレーして以降、プロとしては活動休止中ながら、現役続行に意欲を見せた。